内部統計情報

スレッドプールの動作、およびそれらのプールに対する持続的接続に関する統計情報は、スレッドプールの設定内(Dr.Web MailD設定ファイルのInPoolOptionsOutPoolOptionsパラメータ)で追加パラメータstat = yesを指定することによって、その設定が明示的に有効になっている場合のみ収集されます。

:

InPoolOptions = auto, stat = yes

SIGUSR1シグナル受信時に作成されるファイルの名前は以下のようになります。

name_[callback_](cli|srv)[.unique-id].txt - 接続に関する統計情報
name_[callback_](thr[N])[.unique-id].txt - プールに関する統計情報

 

name - "drweb-" の部分を除いたコンポーネントの名前。
callback - Receiver インターフェースのコールバック。
cli - クライアント 接続。
srv - server 接続。
unique-id - ユニークな識別子で起動するモジュール。
thr - スレッドプール。

このようなファイルが既に存在している場合、統計情報はこのファイルの最後に追加されます。

エントリの始まりは以下のようになります。

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start:  Tue Oct  9 14:44:15 2008

curr:   Tue Oct  9 14:44:29 2008

period: 0d 0h 0m 14s

統計情報収集の開始日、現在の日付、および出力に必要な時間の上限が表示されます。

srv には作成された、または閉じられた接続の数、別々のキュー内でのエレメント数の上限が表示されます。

closed: 0 (0 num/sec)

total created = 0 (0 num/sec)

max rea = 0 est = 0 don = 0 act = 0

cliには要求に応じて作成された、またはタイムアウトで閉じられた接続の数、それらの平均数および現在の数が表示されます。

created on request = 0 (0 num/sec)

closed by timeout = 0 (0 num/sec)

avg number = 0

current = 2

thr の出力は以下のようになります。

min = 2 max = 2147483647 type = 0 freetime = 120

busy max = 0 avg = 0

requests for new threads = 0 (0 num/sec)

creating fails = 0

max processing time = 0 ms; avg = 0 ms

curr = 2 busy = 0

 

1番目のライン - 1つのプール内の最小、および最大のスレッド数、プールの種類、追加のスレッドが休止状態の場合にそれを閉じるまでの最大時間(秒)が表示されます。
2番目のライン - ビジースレッドの最大および平均数が表示されます。
3番目のライン - 追加のスレッド作成要求の数および頻度が表示されます。
4番目のライン - 追加のスレッド作成に失敗した回数が表示されます。
5番目のライン - これらの要求を処理するのにかかる最大、および平均の時間が表示されます。
6番目のライン - プール内にある現在のスレッド数、ビジースレッドの数が表示されます。