Dr.Web Enterprise Server は定期的に重要なデータをバックアップします （データベースコンテンツ、サーバー ライセンスキー、プライベート暗号化キー、サーバー コンフィギュレーションキー、Dr.Web Control Center コンフィギュレーションキー）。バックアップファイルは以下のフォルダに保存されます（サーバー インストールフォルダからの相対）。
◆Windows: \var\Backup
◆Linux: /var/opt/drwcs/backup
◆FreeBSD および Solaris: /var/drwcs/backup
そのために日々のタスクが サーバー スケジュールに含まれています。このタスクが無い場合は、作成することを強く推奨します。
それらのコピーはgzipや他のアーカイバで解凍可能な.dz形式で保存されます。データベースコンテンツを除く全てのファイルは、解凍された後に使用可能になります。データを復元する為に、importdbオプションパラメータを使用してデータベースコンテンツをバックアップから他の サーバー のデータベースへインポートすることが出来ます（Dr.Web Enterprise Security Suite のデータベースを復元する 参照）。
drwcsd.priおよびdrwcsd.pub暗号化キー、enterprise.keyおよびagent.keyライセンスキー、SSL証明書certificate.pem、private-key.pem RSAプライベートキーのファイルのコピーを他のPC上に保存しておくこと、また、サーバー データベースコンテンツバックアップdatabase.dz、サーバー と Dr.Web Control Center の設定ファイルdrwcsd.conf およびwebmin.conf を定期的に他のPCにコピーすることを推奨します。それにより、Dr.Web Enterprise Server がインストールされているPCが破損した場合でもデータの損失を防ぐことが出来、サーバー のデータ及び機能を全て復元することが出来ます。ライセンスキーが失われた場合は再度申請することが可能です。キーファイル をご覧ください。
Dr.Web Enterprise Server for Windowsを復元する
PC上で失われたものと同じバージョンの Enterprise Server ソフトウェアをインストールします（Dr.Web Enterprise Server for Windows®のインストール 参照）。インストール中に：
◆他のPC上にDB（内部または外部）のコピーが存在し、それが破損していない場合、インストーラの該当するダイアログボックス内で、サーバー ライセンスキー、プライベート暗号化キー、 サーバー コンフィギュレーションの保存されたファイルと一緒にそれを指定してください。
◆サーバーDB（内部または外部）は失われたが、データベースコンテンツのバックアップ.dzは保存されている場合、インストーラの該当するダイアログボックス内で新しいデータベースの作成を選択し、サーバー および Agent のライセンスキー、プライベート暗号化キー、サーバー コンフィギュレーションの保存されたファイルを指定してください。インストールが済んだら、DBのコンテンツをバックアップからインポートします（Dr.Web Enterprise Security Suite のデータベースを復元する 参照）。
Dr.Web Enterprise Server for UNIX系OSを復元する
1.PC上で失われたものと同じバージョンの Enterprise Server ソフトウェアをインストールします（Dr.Web Enterprise Server for UNIX®系OSのインストール 参照）。
2.保存したファイルを次の場所に置いてください。
◆Linux:パブリックキー以外は/var/opt/drwcs/etc、パブリックキーは/opt/drwcs/Installer/
◆FreeBSD: パブリックキー以外は/var/drwcs/etc、パブリックキーは/usr/local/drwcs/Installer/
◆Solaris: パブリックキー以外は/var/drwcs/etc、パブリックキーは/opt/drwcs/Installer/
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置き換えられた全てのファイルには、前回の（失われた） サーバーインストール時にセットされたものと同じパーミッションを割り当ててください。 |
3.新しいSSL証明書を作成します。
◆Linux およびSolaris:
/etc/init.d/drwcsd selfcert |
◆FreeBSD:
/usr/local/etc/rc.d/drwcsd.sh selfcert |
◆その他の対応するバージョン:
/opt/drwcs/bin/drwcsd -var-root=/var/drwcs -log=/var/drwcs/log/drwcsd.log selfcert |
4.次の手順は サーバー データベースのアベイラビリティに応じて異なります。
a)稼働している外部DBがある場合、更なる復元手順は必要ありません。ただし、設定ファイルが存在し、サーバー のビルドが古いものと同じである場合に限られます。そうでない場合にはデータベースを設定ファイルに登録、及び／またはupgradedbオプションパラメータを使ってデータベースの構造を更新する必要があります（下記C参照）。
b)内部または外部DBのコンテンツのバックアップ（database.dz）がある場合は サーバー を起動し、インストール時に作成された内部DBを削除します。新しい内部DBの作成を開始して古いDBのコンテンツをバックアップコピーからインポートします（Dr.WebEnterprise Security Suiteのデータベースを復元する 参照）。
c)内部DBのコピーが保存されている場合は、新しいファイルをそれと置き換えてください。
Linux: /var/opt/drwcs/dbinternal.dbs
FreeBSD および Solaris OS: /var/drwcs/dbinternal.dbs
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置き換えられた全てのファイルには、前回の（失われた） サーバーインストール時にセットされたものと同じパーミッションを割り当ててください。 |
データベースをアップグレードするには、次のコマンドを実行してください。
Linux および Solaris:
/etc/init.d/drwcsd upgradedb |
FreeBSD:
/usr/local/etc/rc.d/drwcsd.sh upgradedb |
その他の対応するバージョン:
/opt/drwcs/bin/drwcsd -var-root=/var/drwcs -log=/var/drwcs/log/drwcsd.log upgradedb update-db |
5.Enterprise Server を起動します。
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最後にバックアップが行われた後にインストールされた Agent は、データベースがバックアップから復元された後 サーバー に接続されません。リモートモードでそれらを新規端末モードにリセットする必要があります。方法は次の通りです：Dr.Web Control Center の 管理 メニューで Dr.Web Enterprise サーバの設定 を選択してください。 全般 タブで、未承認の端末を新規端末にリセット フラグをセットします。 |
