ネットワーク

プロキシサーバーへの接続パラメータの設定、暗号化プロトコルを介して送信されたデータに対するスキャンの有効化、他のプログラムへのインポート用にDoctor Web証明書のエクスポートができます。

このセクションでは以下の設定を行うことができます。

プロキシサーバーの接続設定  

暗号化されたプロトコル経由でやり取りされたデータをスキャンする

Dr.Web証明書をエクスポートする

ネットワーク設定を開くには:

1.Dr.Web メニュー Dr.Webアイコン を開き、Security Center を選択します。

2.Dr.Webが 管理者モード で動作していることを確認してください(プログラムウィンドウ下部にあるロックが開いています )。管理者モードではない場合は、ロックをクリックします 

3.プログラムウィンドウ上部にある 設定 をクリックします。

4.製品のメイン設定ウィンドウが開きます。ウィンドウの左側にある ネットワーク を選択します。

図 33. プロキシサーバーへの接続および暗号化されたトラフィックの検査

プロキシサーバーの使用

デフォルトでは、すべてのコンポーネントが直接接続モードを使用します。必要に応じてプロキシサーバーの使用を有効にし、その接続設定を行うことができます。方法は以下のとおりです。

1.スイッチ  を使用して、プロキシサーバを使用する オプションを有効にします。

2.変更 をクリックし、次のプロキシサーバーのパラメータを設定してください。

オプション

説明

アドレス

プロキシサーバーのアドレスを指定

ポート

プロキシサーバーのポートを指定

ログイン

プロキシサーバーへの接続時に使用するユーザー名を指定

パスワード

指定したユーザー名でプロキシサーバーに接続する際に使用するパスワードを指定

認証の種類

プロキシサーバーへの接続に必要な認証の種類を選択

安全な接続

Dr.Webによって、SSL、TLS、STARTTLSプロトコルでやり取りされるデータをチェックしたい場合は 暗号化されたトラフィックをスキャンする オプションを有効にしてください。SpIDer Mail はPOP3S、SMTPS、IMAPS経由でやり取りされるメッセージ、ならびに SpIDer Gate はHTTPS経由でやり取りされるメッセージをチェックします。

安全な接続を使用するお使いのクライアントアプリケーション(メールクライアント)がデフォルトのWindowsシステム証明書ストレージを参照していない場合、Doctor Webセキュリティ証明書をエクスポートし、すべてのアプリケーションに手動でインポートする必要があります。

注意

セキュリティ証明書の有効期間は1年です。必要に応じて、毎年証明書を再度インポートする必要があります。

セキュリティ証明書とは?

次のアプリケーションでは、Dr.Web証明書のインポートが必要な場合があります。

Operaブラウザ

Firefoxブラウザ

Mozilla Thunderbirdメールクライアント

The Bat!メールクライアントなど

Dr.Web証明書をエクスポート/インポートするには

1.エクスポート ボタンが有効になっていない場合は、スイッチ を使用して 暗号化されたトラフィックをスキャンする オプションを有効にします。これにより、Dr.Webセキュリティ証明書が生成されます。

2.エクスポート をクリックします。

3.証明書を保存するフォルダを選択します。OK をクリックします。

4.証明書を対象のアプリケーションにインポートします。証明書のインポートの詳細については、対象アプリケーションのユーザーマニュアルを参照してください。

注意

暗号化されたトラフィックをスキャンする が有効になっている場合、クラウドストレージクライアント(Googleドライブ、Dropbox、Yandex.Diskなど)を正しく動作させるには、これらのアプリケーションを SpIDer Gate によるスキャンの対象から除外してください