SpIDer Mail の設定

SpIDer Mail によって、暗号プロトコル経由でやり取りされるデータをチェックしたい場合は、ネットワーク セクション内で 暗号化されているトラフィック を検査する オプションを有効にしてください。

Note

設定 ウィンドウ内でDr.Webの設定をパスワードで保護する が有効になっている場合、SpIDer Mail の設定にアクセスする際にパスワードを入力する必要があります。

デフォルトの設定は多くの場合に最適なものとなっています。必要のない限り変更しないようにしてください。

settings_mail_av

図 31. SpIDer Mailの設定

アクション

デフォルトでは、SpIDer Mail は既知の修復可能な(と思われる)ウイルスに感染したメッセージの修復を試み、アドウェア、ダイアラー、修復不可能または疑わしいメッセージを 隔離 に移し、危険度の低いその他の脅威を無視します。それ以外のメッセージはそのままの状態で SpIDer Mail によって配信されます(スキップ)。

SpIDer Mail のアクションの種類はDr.Web Scannerのものと同じです。menu_bar_open詳細および推奨事項

メールに対する追加動作

このグループでは、SpIDer Mail がメールを処理する際に適用される追加のアクションを設定することができます。

オプション

説明

'X-AntiVirus' ヘッダをメッセージに入れる

このオプションはデフォルトで有効になっています。

SpIDer Mail はスキャン結果および Dr.Web のバージョンに関する情報を、処理したメッセージのヘッダーに加えます。データフォーマットを編集することはできません。

サーバーの変更されたメールを削除する

SpIDer Mail によって削除または隔離アクションが適用されたメッセージを削除します。メッセージは、メールクライアントの設定に関係なくメールサーバーから削除されます。

スキャンの最適化

このグループでは、あまりにも複雑なためスキャンに時間がかかり過ぎるメッセージを SpIDer Mail が未検査メッセージとして判定するための条件を設定することができます。メッセージスキャンのタイムアウト オプションを有効にし、スキャンにかかる最大時間を設定してください。その上限(デフォルトでは250秒)を超えると SpIDer Mail はスキャンを中止します。

アーカイブのスキャン

メールに添付されたアーカイブファイルを SpIDer Mail によってスキャンしたい場合は アーカイブをスキャン オプションを有効にしてください。以下のパラメータを設定することができます。

展開するファイルのサイズ上限 – 解凍時のファイルサイズ上限です(デフォルトでは30,720 KB)。解凍するファイルのサイズが上限を超えた場合、SpIDer Mail はアーカイブを展開せず、スキャンも行いません。

アーカイブの最大圧縮率 – アーカイブの最大圧縮率です(デフォルトで0)。この上限を超えた場合、SpIDer Mail はアーカイブを展開せず、スキャンも行いません。

アーカイブの最大ネストレベル – アーカイブファイルのネスティングレベル上限です(デフォルトでは64)。この上限を超えた場合、SpIDer Mail はアーカイブの展開、およびスキャンを指定されたレベルまで行います。

1つまたは複数のオプションを有効にすることができます。

Note

パラメータ値を0に設定した場合、上限は無くなります。

アドバンス設定

次の追加設定を行うことができます。

ヒューリスティック解析を使用する - このモードでは、特別な手法 を使用して、未知のウイルスに感染している可能性の高いオブジェクトを検出します。ヒューリスティック解析を無効にするには ヒューリスティック解析を使用する(推奨) チェックボックスのチェックを外してください。

インストールパッケージのスキャン - インストールパッケージをスキャンします。このオプションはデフォルトで無効になっています。