動作原理

Dr.Web HTTPDはDr.Web for UNIX Internet Gatewaysの動作を管理するためのWebサーバーです。Dr.Web HTTPDがあれば、外部Webサーバー(Apache HTTP ServerやNginxなど)やWebminなどの管理サービスを使用せずに済みます。さらにこのコンポーネントは、同じホスト上にあるそのようなサーバーやサービスと同時に機能することができ、それらの動作を妨げることはありません。

Dr.Web HTTPDサーバーは、HTTPおよびHTTPSプロトコルを介し、設定で指定されたソケットで受信したリクエストを処理します。このため、このサーバーは、Webサーバーと同じホスト上で動作しているときに、それらのサーバーと競合することはありません。Dr.Web for UNIX Internet Gatewaysの管理には、安全なHTTPSプロトコルが使用されます。

Dr.Web管理Webインターフェースをインストールすることは、Dr.Web for UNIX Internet Gatewaysを正しく機能させるための必須事項ではありません。インストールしなくても問題ありません。対応するブロックが破線で囲まれているのはこのためです。

Dr.Web HTTPDコンポーネントは、Dr.Web for UNIX Internet Gateways Dr.Web ConfigD設定デーモンの他、ファイルスキャン用のDr.Web File Checkerコンポーネントやその他のコンポーネントにコマンドを送信します。これらのコマンドは、提供されているHTTP APIを介して受信したコマンドに基づいています。

Dr.Web HTTPDを使用するDr.Web for UNIX Internet Gatewaysの管理WebインターフェースがDr.Web for UNIX Internet Gatewaysに含まれている場合は、該当するセクションにその説明が記載されています。

Dr.Webの管理WebインターフェースがDr.Web for UNIX Internet Gatewaysに含まれていない場合は、Dr.Web HTTPDによるHTTP APIを対話に使用する、任意の外部管理インターフェースを接続できます(HTTP APIの説明のセクションで説明しています)。