動作原理

このコンポーネントは、ローカルファイルシステムのファイルの内容と、ソケットを介して外部アプリケーションによって送信されたデータのストリームの両方をチェックします。このようなチェックは、外部アプリケーションのリクエストに応じてコンポーネントによって実行されます。さらに、コンポーネントは外部アプリケーションがソケットを介してオープンファイル記述子(ディスクリプタ)を渡したファイルの内容をチェックできます。

渡されたファイル記述子に基づくファイルスキャンは、記述子がローカルのUNIXソケットを介して渡された場合にのみ実行できます。

外部アプリケーションからローカルファイルシステム内のファイルへのパスが提供された場合、コンポーネントはスキャンタスクをDr.Web File Checkerファイルチェッカーコンポーネントに送信します。それ以外の場合、コンポーネントは、ソケット経由で受信したデータをDr.Web Network Checkerに送信します。

デフォルトでは、コンポーネントはDr.Web for UNIX Internet Gatewaysの起動時に自動的に起動されません。コンポーネントの起動を有効にするには、開始パラメータにYesの値を設定し、クライアントアプリケーション用に少なくとも1つの接続ポイントを定義する必要があります。その後、コンポーネントは外部アプリケーションからのファイルまたはデータストリームのスキャンリクエストの待機を開始します。コンポーネントの設定では、外部アプリケーション用に複数の接続ポイントを設定し、必要に応じて各ポイントに異なるスキャン設定を調整できます。

外部アプリケーションは、clamdとの統合モジュールを装備している場合には、HTTPプロキシサーバー(SquidやHAVPなど)として表すことができます。詳細は、外部アプリケーションとの統合のセクションを参照してください。

検出された脅威をDr.Web for UNIX Internet Gatewaysで駆除することはできません。外部アプリケーションにはスキャンの結果のみが通知されます。そのため、検出された脅威はすべて外部アプリケーションで駆除する必要があります。