[Maild] セクションでは、Dr.Web MailDが正常に動作する為の一般設定が定義されています。
ProtectedNetworks = {lookups}
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保護するネットワークのリストを指定します。値はCIDR形式で指定します。
例:
ProtectedNetworks = 10.0.0.0/24, 127.0.0.0/8, 192.168.0.68
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デフォルト値:
ProtectedNetworks = 127.0.0.0/8
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ProtectedDomains = {lookups}
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保護するドメインのリストを指定します。
例:
ProtectedDomains = example.ru, example.com
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デフォルト値:
ProtectedDomains =
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IncludeSubdomains = {Yes | No}
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保護するドメインリスト内のサブドメインも保護対象にする指定です。
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デフォルト値:
IncludeSubdomains = yes
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InPoolOptions = {pool settings}
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メッセージ受信、内部キュー構成用のスレッドプールの指定です。
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デフォルト値:
InPoolOptions = auto
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OutPoolOptions = {pool settings}
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メッセージ送信用のスレッドプールの指定です。
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デフォルト値:
OutPoolOptions = auto
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RedirectMail = {e-mail address}
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Redirectアクションが適用された際にメッセージを転送するアドレスを指定します。
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デフォルト値:
RedirectMail = root@localhost
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OnlyTrustedControlMails = {Yes | No}
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制御メール(例えば、隔離からメッセージを受け取るために)を、保護されたネットワークからのみ送信する指定です。ReceiverコンポーネントからクライアントのIPアドレスに関する情報を取得できなかった場合、Dr.Web for UNIX mail serversにメッセージを渡す前にMTAが正しいReceivedヘッダを追加するように、GetIpFromReceivedHeader = Yesを使用する必要があります。制御メールを機能させるには、クライアントの送信メールトラフィックをDr.Webによって検査する必要があります。
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デフォルト値:
OnlyTrustedControlMails = Yes
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MaxScore = {numerical value}
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メッセージの最大スコアの指定です。メッセージのスコアがこのパラメータ値を上回っている場合、MaxScoreActionパラメータ内で指定されたアクションが適用され、メッセージの検査は中止されます。このパラメータはメッセージがプラグインに渡される前にチェックされ、各プラグインによる検査の後に対応されます。
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デフォルト値:
MaxScore = 10000
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MaxScoreAction = {actions}
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メッセージのスコアがMaxScoreパラメータ内で指定された閾値を超えている場合に適用するアクションの指定です。rejectアクションが指定され、 UseCustomReplyパラメータ値にyesが指定されている場合、SMTPの返信はReplyMaxScoreパラメータで指定されたものが使用されます。アクションが全て適用されると、メッセージの検査は完了したと見なされます。
必ず指定しなくてはならない必須アクションは pass、discard、reject、tempfailです。
追加のアクションは quarantine、redirect、add-header、scoreです。
このパラメータでは複数のアクションを指定することが出来ます。
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デフォルト値:
MaxScoreAction = reject
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MaxMimeParts = {numerical value}
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メッセージ内のMIMEパートの最大数を指定します。値が0に設定されている場合、検査は実行されません。メッセージ内のMIMEパート数がこの閾値を超えた場合、メッセージの処理は中断され、ProcessingErrorパラメータで指定されたアクションが適用されます。
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デフォルト値:
MaxMimeParts = 1000
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MaxNestedMimeParts = {numerical value}
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メッセージ内にネストされたMIMEパートの最大数を指定します。値が0に設定されている場合、検査は実行されません。メッセージ内のネストされたMIME数がこの閾値を超えた場合、メッセージの処理は中断され、ProcessingErrorパラメータで指定されたアクションが適用されます。
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デフォルト値:
MaxNestedMimeParts = 100
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LicenseLimit = {actions}
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ライセンス制限が原因で検査されなかったメッセージに適用するアクションの指定です。
必ず指定しなくてはならない必須アクションは pass、discard、reject、tempfailです。
追加のアクションは quarantine、redirect、notify、add-header、scoreです。
このパラメータでは複数のアクションを指定することが出来ます。
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デフォルト値:
LicenseLimit = pass
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EmptyFrom = {actions}
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エンベロープのFromヘッダがブランクなメッセージに適用するアクションの指定です。メール通知を使用している場合に起こりうる状況で、スパマーもこのヘッダを無視します。
必ず指定しなくてはならない必須アクションはcontinue、discard、rejectです。
追加のアクションは quarantine、redirect、add-header、scoreです。
このパラメータでは複数のアクションを指定することが出来ます。
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デフォルト値:
EmptyFrom = continue
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ProcessingErrors = {actions}
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検査中にエラーを引き起こすメッセージに適応されるアクションの指定です。
必ず指定しなくてはならない必須アクションはpass、discard、reject、tempfailです。
追加のアクションは quarantine、redirect、notify、add-header、scoreです。
このパラメータでは複数のアクションを指定することが出来ます。
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デフォルト値:
ProcessingErrors = pass
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RulesLogLevel = {Quiet | Error | Alert | Info | Debug}
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ルール処理に関するログの詳細レベルを指定します。
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デフォルト値:
RulesLogLevel = Alert
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PidFile = {path to file}
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drweb-maild 処理の PIDファイルへのパスの指定です。
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デフォルト値:
PidFile = %var_dir/run/drweb-maild.pid
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以下のパラメータはブロックされたメールに対してSMTPが返すメッセージを定義します。
Dr.Web for UNIX mail serversのコンポーネントによってメッセージがブロックされると、SMTPはエラーコード 550 5.7.0および特定のテキストメッセージを返します。メッセージのテキストは以下のパラメータ値内で指定することが出来、引用符で囲まれている必要があります。
UseCustomReply = {Yes | No}
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SMTPセッション中のカスタムメッセージの使用を有効にする指定です。受信するメッセージが拒否された場合にSMTPが返すメッセージとして送信されます。
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デフォルト値:
UseCustomReply = No
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ReplyEmptyFrom = {string}
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EmptyFrom = rejectが適用され、UseCustomReply = Yesの場合に返されるメッセージの指定です。テキストのパートのみ指定することが出来ます:"550 5.7.0 Text"(空白を含むテキストは引用符で囲まれている必要があります)
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デフォルト値:
ReplyEmptyFrom = "DrWEB maild: Messages from <> are blocked by administrator."
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ReplyProcessingError = {string}
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ProcessingError = rejectが適用され、UseCustomReply = Yesの場合に返されるメッセージの指定です。テキストのパートのみ指定することが出来ます:"550 5.7.0 Text"(空白を含むテキストは引用符で囲まれている必要があります)
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デフォルト値:
ReplyProcessingError = "DrWEB maild: Message is rejected due to software error."
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ReplyMaxScore = {string}
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MaxScoreAction = rejectが適用され、UseCustomReply = yesの場合に返されるメッセージの指定です。テキストのパートのみ指定することが出来ます:"550 5.7.0 Text"(空白を含むテキストは引用符で囲まれている必要があります)
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デフォルト値:
ReplyMaxScore = "Dr.Web MailD: Message is rejected due to score limit exceed."
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GetIpFromReceivedHeader = {Yes | No}
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Receiverコンポーネントからクライアントの IPアドレス情報を取得できなかった場合、Receivedヘッダの値をそのアドレスとして使用する指定です。
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デフォルト値:
GetIpFromReceivedHeader = Yes
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Control = {Yes | No}
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drweb-maildの対話型インターフェースを有効にします。
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デフォルト値:
Control = No
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ControlAddress = {socket address}
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drweb-maildの対話型インターフェースが使用するソケットのアドレスの指定です。
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デフォルト値:
ControlAddress = inet:3009@127.0.0.1
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ControlPoolOption = {pool settings}
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drweb-maild.のコントロールソケットに対するスレッドプールの設定を指定します。
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デフォルト値:
ControlPoolOption = auto
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SkipDSNOnBlock = {Yes | No}
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RejectまたはTempfailアクションを実行したにも関わらずReceiverコンポーネントに戻り値を正常に受け渡せなかった場合に DSNの送信をスキップする指定です。
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デフォルト値:
SkipDSNOnBlock = No
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