[Cyrus-SASL]セクション

[Cyrus-SASL] セクションでは、cyrus-saslドライバが正常に動作する為の設定が定義されています。

Lib = {path to file}

cyrus-sasl2 ライブラリへの絶対パスの指定です。

デフォルト値:

Lib = /usr/lib/libsasl2.so.2

Path = {string}

設定ファイルの名前(.conf拡張子が自動的に付きます)の指定です。cyrus-sasl2ライブラリはこのファイルからその設定を受け取ります。

デフォルト値:

Path = maild

ServerHostname = {string}

ホスト名の指定です。パラメータ値が設定されていない場合、[General]セクションのHostnameパラメータ値が使用されます。Hostname値も指定されていない場合はgethostnameメソッドから返された値が使用されます。

デフォルト値:

ServerHostname =

ServerRealm = {string}

サーバが所属するSASLレルムの指定です。

デフォルト値:

ServerRealm =

SecurityOptions = {string}

セキュリティ設定のリストです。カンマで区切られます。

以下のセキュリティ設定が可能です。

noplaintext - 単純な受動的攻撃(例:PLAIN、LOGIN)を受けやすい機構を禁止します。
noactive - 認証交換の際の、能動的攻撃(辞書攻撃以外)からの保護の指定です。
nodictionary - 受動的な辞書攻撃を受けやすい認証機構を禁止します。
noanonymous - 匿名のログインに対する認証機構を禁止します。
mutual_auth - 相互認証の要求の指定です。

デフォルト値:

SecurityOptions = noanonymous