[Courier]セクション

[Courier]セクションでは、Dr.Web MailDとCourierメールトランスファーシステム間の連携を可能にする為の設定が定義されています。このセクションは上記MTAとの動作向けパッケージのDr.Web MailD設定ファイルに含まれています。

ProcessingTimeout = {time}

drweb-courier モジュールがメッセージ検査を待つ最大処理時間の指定です。 [MailBase]セクションの SendTimeoutパラメータ値よりも大きい値を設定してください。

デフォルト値:

ProcessingTimeout = 40s

ProcessingErrors = {actions}

メッセージ検査中にエラーが発生した際の処理を指定します。tempfail、discard、pass、rejectのアクションのうち、いずれか1つを指定してください。

デフォルト値:

ProcessingErrors = reject

MainPoolOptions = {pool settings}

メッセージ処理用スレッドプールのオプションの指定です。

デフォルト値:

MainPoolOptions = auto

ReplyPoolOptions = {pool settings}

drweb-maild モジュールからの応答を処理するスレッドプールのオプションの指定です。

デフォルト値:

ReplyPoolOptions = auto

BaseDir = {path to directory}

Courier MTAのインストールディレクトリの指定です。

デフォルト値:

BaseDir = /usr/lib/courier

SocketDirs = {path to directory}

Courier MTAとの通信に使用するUNIXソケットを作成するディレクトリのリストを指定します。UNIXソケットはリスト上の最初のディレクトリ内に作成されます。 その他のディレクトリをチェックしてdrweb-courierモジュールと同じ名前のUNIXソケットを検索し、見つかった場合はそのソケットを削除します。現在のバージョンでは、SIGHUPシグナルでは変更が反映されません。

デフォルト値:

SocketDirs = /usr/lib/courier/var/allfilters,

/usr/lib/courier/var/filters

SocketAccess = {permissions}

Dr.Web MailD とCourier MTAの連携に使用するUNIXソケットに対するパーミッションの指定です。現在のバージョンでは、SIGHUPシグナルでは変更が反映されません。

デフォルト値:

SocketAccess = 0660