[CgpSender]セクション

[CgpSender]セクションでは、SenderコンポーネントとCommuniGate Proメールトランスファーシステム間の連携を可能にするための設定が定義されています。このセクションは上記MTAとの動作向けパッケージのDr.Web MailD設定ファイルに含まれています。

UseSecureHash = {Yes | No}

送信するメッセージ全てにSecureHashヘッダを追加する指定です。Noが指定されている場合、drweb-cgp-receiverモジュールはPIPEを使用して送信されたメッセージは検査しません。Yesが指定されている場合、SecureHashヘッダを持ったメッセージは検査せずに通過させます。 メッセージの送信と受信に異なるMTAを使う場合は、SecureHashヘッダがシステム上限値を超えないようにNoを指定する必要があります。

デフォルト値:

UseSecureHash = No

SecureHash = {string}

SecureHashヘッダの内容の指定です。このパラメータ値には任意の記号のストリング(記号は10個以上)を使用することが出来ます。セキュリティ強化の為に、パラメータのデフォルト値は変更しておくことを強く推奨します。

デフォルト値:

SecureHash = !!!---------___EDIT_THIS___!!!

PoolOptions = {pool settings}

スレッドプールの設定を指定します。

デフォルト値:

PoolOptions = auto

SubmitDir = {path to directory}

CommuniGate Pro MTAが送信するためのッセージをdrweb-cgp-senderモジュールが配置するディレクトリの指定です。

デフォルト値:

SubmitDir = /var/CommuniGate/Submitted

SubmitFilesMode = {permissions}

作成された通知、または修復されたメッセージに対するパーミッションの指定です。

デフォルト値:

SubmitFilesMode = 0600

SubmitFilenamesPrefix = {string}

配置されたメッセージのファイル名に対するプレフィックスの指定です。ファイル名の書式は以下の通りです。

%{SubmitDir}/%{SubmitFilenamesPrefix}XXXXXX

CommuniGate Pro MTAによって、またはファイル名に基づいてメッセージに与えられたメッセージ識別子と置き換えられる "%s"マクロを使用することが出来ます。このマクロを使用することによってログファイルの解析を簡易化することが出来ます。

デフォルト値:

SubmitFilenamesPrefix = drweb_submit_%s_

SubmitFilenamesMode = {std | tai | rand48}

配置されたメッセージのファイル名に対する命名規則の指定です。

Std - mkstempコマンドを使用してファイルをリネーム

 drweb_submit_XXXXXX テンプレートを使用します。

Tai - TAI(国際原子時)によってファイルをリネーム

    %sec.%usec.drweb_submit_XXXXXX テンプレートを使用します。

Rand48 -lrand48コマンドを使用してファイルをリネーム

 drweb_submit_XXXXXXXX テンプレートを使用します。

デフォルト値:

SubmitFilenamesMode = std