他のソフトウェアとの連携

他のソフトウェアとの連携は、Monitor configuration files(mmc-files)によって行われます。mmc-filesは、Dr.Web Monitorと連携できる製品パッケージに含まれています。これらのファイル内にはコンポーネントのコンテンツ、バイナリのロケーション、その起動する順番、及び起動パラメータが定義されています。

このモジュールの名前が付いたApplicationセクションで、それぞれのモジュールに関する設定が定義されています。セクションの終端では、EndApplicationを指定する必要があります。

以下のパラメータが定義されている必要があります。

FullName - コンポーネントのフルネーム
Path - バイナリファイルへのパス
Depends - 先に起動している必要があるコンポーネントの名前。例えば、DAEMONを起動する場合には先にAGENTが起動している必要があり、Dr.Web Daemonmmc-files内のDependsパラメータはAGENT値を持っています。依存関係がない場合は、このパラメータをスキップすることができます。
Components - コンポーネントの起動時に起動するモジュール(このパラメータで指定された順番で)のバイナリファイル。それぞれのモジュールに対する、コマンドラインパラメータ(引用符で囲まれている場合があります)、起動及びシャットダウンのタイムアウト、通知の種類、及び起動の権限。

 Notification type - コンポーネントの不具合に関する通知をどこに送信するかを定義します。MAIL値が指定されている場合、通知はメールで送信され、LOG値 が指定されている場合は情報がログに出力されます。

 Startup privileges - どのグループまたはユーザの権限を使用してコンポーネントを起動するかを定義します。

 

Dr.Web Daemon for Linuxのmmc-fileの例:

 

Application "MAILD"

FullName    "Dr.Web (R) MailD"

Path      "/opt/drweb/"

Depends     "AGENT"

Components

 # name     args   MaxStartTime MaxStopTime NotifyType User:Group

 drweb-notifier local:/var/drweb/ipc/.agent 30 30 MAIL drweb:drweb

 drweb-sender  local:/var/drweb/ipc/.agent 15 30 LOG  drweb:drweb

 drweb-maild   local:/var/drweb/ipc/.agent 120 30 MAIL drweb:drweb

 drweb-receiver local:/var/drweb/ipc/.agent 15 30 MAIL root:drweb

EndComponents

EndApplication