H5.8. オプションパラメータについての説明 |
クロスプラットフォームなオプションパラメータ ◆-activation-key=<ライセンス_キー> — サーバー ライセンスキーです。デフォルトではルートフォルダのetcサブフォルダ内にあるenterprise.keyファイルです。 ◆-bin-root=< exeファイルのフォルダ> — exeファイルへのパスです。デフォルトではルートフォルダのbinサブフォルダです。 ◆-conf=<設定_ファイル> — サーバー 設定ファイルの名前と場所です。デフォルトではルートフォルダのetcサブフォルダ内にあるdrwcsd.confファイルです。 ◆-daemon — Windowsプラットフォームではサービスとしての起動を意味し、UNIXプラットフォームでは「プロセスをデーモンにする」(ルートフォルダに行くために、ターミナルとの接続を切りバックグランドで動作します)を意味します。 ◆-db-verify=on — サーバー 起動時にデータベースの整合性をチェックします。これはデフォルトの値です。データベースをdrwcsd verifydb命令によってチェックした直後に起動する場合を除いては、このデフォルト値の明示的な逆の値で起動することは推奨できません。上記を参照してください。 ◆-help — ヘルプを表示します。上記のプログラムと同様です。 ◆-hooks — サーバー に対し、サーバー インストールフォルダの以下のサブフォルダにあるユーザー拡張子スクリプトの使用を許可します。 •Windows: var\extensions •FreeBSD、Solaris: /var/drwcs/extensions •Linux: /var/opt/drwcs/extensions これらのスクリプトは管理者の作業を自動化し、タスクをより速く実行出来るようにします。デフォルトでは全てのスクリプトは無効です。 ◆-home=<ルート> — サーバー インストールフォルダ(ルートフォルダ)です。このフォルダの構造は Dr.Web Enterprise Server for Windows®のインストール に記載されています。デフォルトでは、起動時のカレントフォルダです。 ◆-log=<ログファイル名> — サーバー のログファイル名です。ファイル名の代わりに、ログの標準出力を命令するマイナスを使うことが出来ます(UNIX OS環境の サーバー のみ)。デフォルトでは、Windowsプラットフォームでは-var-rootオプションパラメータによって指定されたフォルダ内のdrwcsd.logで、UNIXプラットフォームでは-syslog=userによって設定されます(下記参照)。 ◆-private-key=<プライベートキー> — プライベート サーバー キーです。デフォルトでは、ルートフォルダのetcサブフォルダ内にあるdrwcsd.priです。 ◆-rotate=<N><f>,<M><u> – サーバー のログローテーションモードです。 •<N> - ログファイルの総数 •<f> - ログファイルの保存フォーマット、可能な値: z (gzip) - ファイルを圧縮します(デフォルト)、p (plain) - ファイルを圧縮しません •<M> - ファイルのサイズ •<u> - ユニット単位、可能な値: k (キロ)、m (メガ)、g (ギガ) デフォルトでは10,10mで、圧縮を使ってそれぞれ10メガバイトのファイルを10個保存するという意味になります。または、「ローテーションを使用しません。常に、サイズに制限の無い同じファイルに書き込みます」という意味のnoneフォーマット(-rotate=none)を使うこともできます。 ローテーションモードではログファイルの名前はfile.<N>.log or file.<N>.log.dz のようになります。<N> は1、2などの連続する数です。 例として、ログファイルの名前がfile.log (上記–log オプションパラメータ参照)に設定されているとします。 •file.log — 現在のログファイル •file.1.log — 前回のログファイル •file.2.log 等 — 数字が大きいほど古いバージョンのファイルです。 ◆-var-root=<変更されたファイルのフォルダ> — サーバー が書き込み権限を持ち、変更されたファイルの保存場所に指定されたフォルダへのパスです(ログやリポジトリファイルなど)。デフォルトではルートフォルダのvarサブフォルダです。 ◆-verbosity=<詳細さのレベル> — ログの詳細レベルです。デフォルトでは、WARNINGが指定されています。可能な値はALL、DEBUG3、DEBUG2、DEBUG1、DEBUG、TRACE3、TRACE2、TRACE1、TRACE、NOTICE、WARNING、 ERRORです。ALLとDEBUG3はシノニムです(付録 L. ログファイルフォーマット 参照)。
Windowsでのみ使用可能なオプションパラメータ ◆-minimized — (サービスとしてではなく、インタラクティブモードで起動している場合はWindowsのみ)— ウィンドウを最小化します。 ◆-screen-size=<サイズ> — (サービスとしてではなく、インタラクティブモードで起動している場合はWindowsのみ)— サーバー スクリーンに表示されるログの、ラインでのサイズ。デフォルトの値は1000です。 ◆-trace — エラーが発生した場所を特定する為のログを作成します。 UNIX系OSでのみ使用可能なオプションパラメータ ◆-etc=<パス> — etcディレクトリへのパスです(<var>/etc)。 ◆-pid=<ファイル> — サーバー がそのプロセス識別子を書き込むファイルです。 ◆-syslog=<モード> — システムログへのロギングを命令します。可能なモード:auth、cron、daemon、kern、lp、mail、news、syslog、user、uucp、local0 – local7 (及び、いくつかのプラットフォームには ftp、authpriv)
◆-user=<ユーザー>、-group=<グループ> — ルートユーザーによって起動している場合に、UNIX OSでのみ使用可能です。プロセスのユーザーまたはグループを変更し、指定されたユーザー(またはグループ)のパーミッションで実行することを意味します。 |