8.5.1. 複数のDr.Web Enterprise Serverを持つネットワークの構築

アンチウイルスネットワークに複数の ESS Server をインストールすることができます。各 Enterprise Agent は、その中の1つと接続されます。接続されたアンチウイルスワークステーションを持つ サーバー は、前チャプターに記載されているように、それぞれ別々のアンチウイルスネットワークとして機能します。

Dr.Web ESS は、Enterprise Server 間でデータをやり取りすることで、そのようなアンチウイルスネットワークの接続を可能にします。

サーバー は他の サーバー に以下の項目を送信することが出来ます。

ソフトウェア、及びデータベースの更新(その中の1つのみが Dr.Web GUS サーバーから更新を受け取ります)

 

Enterprise Server にアクセスできない場合に備えて、GUSからの更新のためのタスクのスケジュールを下位の Enterprise Server 上で設定することを推奨します。これによって下位 Enterprise Server に接続された Agent が、更新されたウイルスデータベース及びプログラムモジュールを受け取ることが出来るようになります。詳細については リポジトリの設定を編集  を参照してください。

 

ウイルスイベント、統計等に関する情報

Dr.Web Enterprise Server間の接続には2つの種類があります。

親-子接続では、主要な サーバー が下位サーバーに更新を送信し、イベントに関する情報を受け取ります。

ピアツーピア接続では、データの種類、データの送信先を個別に設定します。

はマルチサーバー構造の例です。

Dr.Web Enterprise

Server

TCP、IPX、NetBIOSネットワーク

保護するコンピューター

HTTP経由での更新の送信

Dr.Web GUS

イベントに関する情報の送信

 

 

更新のインターサーバー送信

マルチサーバーネットワーク

マルチサーバーアンチウイルス ネットワークには以下の利点があります。

1つの主要 Enterprise ServerDr.Web GUS サーバーからの更新を受信、続けて他の サーバー へ直接、または仲介を通して配信します。

複数の サーバー 間でワークステーションを分配し、それぞれの負荷を減らします。

複数の サーバー からのデータを1つの サーバー 上に統合します。その サーバー に接続された Dr.Web Control Center を通じて全てのデータを見ることができます。

 

Dr.Web ESS アンチウイルスは周期的なデータフローの発生を監視し、防ぎます。