5.2. 管理者の種類

 

このセクションでは、アカウントデータが Enterprise Server DBに保存されている管理者について説明しています。

 

管理者アカウントには4種類あります。

全権管理者アカウント

読み取り専用管理者アカウント

全権グループ管理者アカウント

読み取り専用グループ管理者アカウント

全権管理者アカウント

全権を持った管理者は Enterprise Server 及びネットワーク全体の管理に関する独占的権利を持っています。アンチウイルスネットワークの設定を閲覧・編集することができ、新しい管理者アカウントをいずれの種類でも作成することができます。全権を持った管理者はワークステーション上のアンチウイルスソフトウェアを設定することができ、それに対するユーザーの介入を制限、または無効にすることができます(ユーザーパーミッションの設定 参照)。

全権管理者は現在の管理者アカウントのリストを閲覧・編集することができます。

読み取り専用管理者アカウント

読み取り専用の権利を持った管理者は、アンチウイルスネットワーク及びその別々のエレメントの設定を見ることはできますが、変更することはできません。

全権グループ管理者アカウント

グループ管理者は、全てのシステムグループ及び管理権限のあるカスタムグループにアクセスすることができます(入れ子グループを含む)。グループ管理者アカウントはカスタムグループにのみ作成できます(システムとユーザーグループ 参照)。階層的ツリー内にはその管理者がアクセスできるグループのみが表示されます。

グループ管理者は現在の管理者アカウントのリストを利用することはできません。

読み取り専用グループ管理者アカウント

グループ管理者に与えることの出来る権限には、グループを管理するための全権の他に、読み取りのみの権限があります。

デフォルト管理者

サーバー のインストール後、全権管理者に対して admin アカウントが自動的に作成されます。このアカウントに対するアクセスパスワードは サーバー インストール中に指定します(インストール手順のステップ15)。