検出された脅威を駆除する

スキャンが完了すると、Scannerは検出された脅威について通知し、脅威を駆除するよう勧めます。

注意

Dr.Web Scannerの 設定 ページの スキャン後 の項目で 検出された脅威を駆除 または 検出された脅威を駆除してコンピューターをシャットダウン を有効にした場合、脅威は自動的に駆除されます。

図 61. スキャン後のアクションを選択する

スキャン結果のリストには、次の情報が含まれています。

カラム

説明

ファイル名

このカラムには感染した、または疑わしいオブジェクトの名前が表示されます(ファイルが感染している場合はファイル名、ブートセクターが感染している場合は ブートセクター、ハードドライブのMBRが感染している場合は マスターブートレコード )。

脅威

Doctor Webの分類に応じた、ウイルスや ウイルスの亜種 の名前です。疑わしいオブジェクトに対しては、「感染の可能性がある」という示唆、およびヒューリスティックアナライザによる分類から推測されるウイルスの種類が表示されます。

アクション

Scannerの設定 に応じた、検出された脅威に対して推奨されるアクションです。選択した脅威にアクションを適用するには、ドロップダウンリストオプションを使用します。

パス

ファイルへのフルパス

リスト内のすべての脅威を駆除する

アクションは、Scannerの設定 に従って脅威ごとに指定されます。リスト内で指定されているアクションを適用してすべての脅威を駆除するには、駆除 をクリックします。

脅威のリストで指定されているアクションを変更するには

1.オブジェクトまたはオブジェクトのグループを選択します。

2.アクション 列(カラム)でドロップダウンリストから必要なアクションを選択します。

3.駆除 をクリックします。Scannerが表内の全ての脅威の駆除を開始します。

選択した脅威を駆除する

選択した脅威を個別に駆除することもできます。 その場合は以下の手順を実行します。

1.オブジェクト、複数のオブジェクト(CTRLキーを押す)またはオブジェクトのグループを選択します。

2.ショートカットメニューを開き、必要なアクションを選択します。Scannerは選択した脅威の駆除を開始します。

脅威駆除の制限

以下の制限があります。

疑わしいオブジェクトの修復はできません。

ファイル(ブートセクター)以外のオブジェクトの隔離、または削除はできません。

アーカイブやインストールパッケージ内のファイル、メールに添付されたファイルに対してはいかなるアクションも行うことができません。アクションはファイル全体に適用されます。

Scannerレポート

Dr.Web Scanner の動作に関する詳細なログが %USERPROFILE%\Doctor Web フォルダ内にある dwscanner.log ファイルに保存されます。