動作原理

Dr.Web ES Agentは集中管理サーバー(Dr.Web Enterprise Serverなど)への接続を確立します。これにより、ネットワーク管理者はネットワーク内で共通のセキュリティポリシーを実装し、特にすべてのネットワーク端末とサーバーに対して同じスキャン設定と脅威検出への対応を設定できます。さらに、集中管理サーバーは最新のウイルスデータベースを保存するので、ネットワークの内部更新サーバーの役割も果たします(この場合、更新はDr.Web ES Agentで実行され、Dr.Web Updaterは使用されません)。

Dr.Web ES Agentを集中管理サーバーに接続する際、エージェントはプログラムコンポーネントとライセンスキーファイルの最新の設定を受信したことを確認します。その後、それらの設定はDr.Web ConfigD設定デーモンに送信されて、管理対象のコンポーネントに適用されます。さらに、コンポーネントは端末のファイルシステムオブジェクトをスキャンするタスク(スケジュールされたタスクを含む)も受信します。

Dr.Web ES Agentは、検出された脅威と適用されたアクションに関するサーバーの統計情報を収集して送信します。

Dr.Web ES Agentを集中管理サーバーに接続するには、ホスト(集中管理サーバーでは「端末」)のパスワードとIDに加えて、認証のためにサーバーによって使用されるパブリック暗号化キーファイルが必要です。端末IDの代わりに、端末が含まれるプライマリグループのIDを指定できます。必要なIDとパブリックキーファイルについては、アンチウイルスネットワークの管理者に問い合わせてください。

さらに、このオプションが集中管理サーバーで許可されている場合は、保護されたサーバー(「ワークステーション」)にホストを「新規端末」として接続できます。この場合、管理者が接続リクエストを確認した後に、集中管理サーバーでは自動的にIDとパスワードを生成し、今後の接続のためにそれをエージェントに送信します。