[Logging]セクション

[Logging] セクションでは、ロギングに関する設定が定義されています。ロギングはDr.Web for UNIX mail serversの全てのメインモジュール対して実行されます。

Level = {Quiet | Error | Alert | Info | Debug}

ログの詳細レベルの指定です。

デフォルト値:

Level = Info

IPCLevel = {Quiet | Error | Alert | Info | Debug}

IPCライブラリのログの詳細レベルの指定です。

デフォルト値:

IPCLevel = Alert

SyslogFacility = {Daemon | Local0 .. Local7 | Kern | User | Mail}

syslogのファシリティの指定です。

デフォルト値:

SyslogFacility = Mail

FileName = {syslog | path to file}

ログファイルの指定です。

syslogを指定することができます。

デフォルト値:

FileName = syslog

SyslogFacilityパラメータにDaemon値が指定されている場合、データをファイルかsyslogに出力することが出来ます。syslogdを使用する場合、ストリングは全て以下のようになります。

'['tid']' name[.sub] level [id(/mta-id)] text

 

tid - ストリングの出力に使用するスレッドの識別子
name - 出力を実行するコンポーネントの名前(例:プラグイン名)
sub - 出力を実行するコンポーネントサービスの名前

重要なサービスは以下のとおりです。

ipc - インタープロセス通信サービス。
thrN - スレッドプールサポートサービス。
report - レポートサポートサービス。
ldap、odbc、oracle、sqlite、mysql、postgres、cdb、berkeley、firebird - ルックアップサポートサービス。
control - インタラクティブ管理サービス。
parser - テンプレートパーササービス。
MRS - SMTP/LMTPサービス経由でメールを受信。
smtp - SMTPサービス経由でメールを送信。
lmtp - LMTPサービス経由でメールを送信。
pipe - PIPEサービス経由でメールを送信。
queue - 内部キューサービスの処理。
level - ログの詳細レベル。次の値を使用することが出来ます:FATAL、ERROR、WARN、INFO、DEBUG
id - ログのラインにあるメールの識別子。数字は16進法で指定してください。
mta-id - MTA(このメッセージを受信するMTA)の中にあるメッセージの識別子。Dr.Web MailDがMTAと統合されていて、そのような情報の取得が許可されている場合のみ使用出来ます。
text - ログメッセージのテキスト。

モジュールが起動するとログの詳細レベルはデフォルトでINFOに設定され、Agentから設定を受け取った後、それに応じて変更されます。DEBUGレベルでのモジュール起動ログを見るために(例:Agentから受け取ったパラメータに関する情報を取得するため) --levelコマンドラインパラメータを使うことが出来ます(値をdebugに設定することによって)。