コントロールソケット経由で統計情報を受け取る

クライアント、ユーザ、およびグループに対するDr.Web for UNIX mail serversの動作に関する統計情報は、コントロールソケットのコマンドインターフェース経由で受け取ることが出来ます。以下のコマンドを使用します。

client - Dr.Web for UNIX mail serversの管理者です。空のIDが割り当てられます。
email - ユーザのメールアドレスです(RFC5322に準拠)。山括弧(<>)または引用符('')で囲むことが出来ます。
client-email - [client-id/]emailで、client-idclientのユニークなIDです。clientに対してはデフォルトで空にすることが可能です。client-idは大文字小文字の区別はしません。
group - 引用符('')で囲んだグループ名です。サブストリングに空白が含まれていない場合、引用符は省略することが出来ます。引用符を使用する場合は名前の前にもう1つ ' を置いてください。
client-group = [client-id/]group - client-idclientのユニークなIDです。 クライアントに対してはデフォルトで空にすることが可能です。client-idは大文字小文字の区別はしません。

統計情報を扱う際には、検査されたメッセージに関する一般統計情報は、クライアントに対するものとユーザーおよびグループに対するものとで収集される方法が異なるという点に注意してください。

クライアントに関する統計情報は内部キャッシュに収集され、5分ごとに内部データベースにフラッシュされます(保存はdump-cache-statコマンドを実行、HUPシグナルを受信、Dr.Web for UNIX mail serversをシャットダウンした際に行われます)。
ユーザおよびグループに関する統計情報は内部データベースの対応するレコードに直接保存されます。情報を保存しようとした際に、レコードがデータベース内に5分以上あった場合、新しいレコードが作成され以降の変更はそこに保存されます。

コマンドが内部データベースと動作すると、ユーザおよびグループに関する最後のレコードにはその作成時から現在までの統計情報が全て含まれます。クライアントに関する統計情報は適宜保存されるので、一般統計情報の表示に5分までの遅れが生じることがあります。