追加設定

送信者のSMTPエンベロープが空であるメッセージ(通常、エラーメッセージや、配送に失敗したことを通知するメッセージが空のSMTPエンベロープで送信されます。また、スパマーからもそのようなメッセージが送信されます)の受信を無効にする簡単な方法はpolicytest.c.XXX.patchをインストールすることです。インストール手順はsmtpdata.c.XXX.patchの場合と同じです。

ZMailerがdrweb-zmailerモジュールを起動する度に新しいメッセージが処理されます。システムパフォーマンスを最適化するために、drweb-zmailerの全ての設定をコマンドライン内で指定する必要があります(例えばdrweb-zmailer.shスクリプト内で定義することが出来ます)。

drweb-zmailerのコマンドライン内では以下のパラメータを指定することが出来ます。

-h [ --help ] - ヘルプを表示して終了します。
-v [ --version ] - バージョンを表示して終了します。
-u [ --user ] arg (=drweb) - drweb-maildの起動に権限を使用したユーザの名前です。

ZMailerはデフォルトで、root権限でdrweb-zmailerを起動するので、Dr.Web MailD全体をroot権限で起動する(さらに、このパラメータの値に空のラインを設定します-u "")か、またはこのパラメータに必要な値を指定する必要があります。

-l [ --level ] arg (=info) - ログの詳細レベルです。可能な値はQuietErrorAlertInfoDebugです。
-i [ --ipclevel ] arg (=info) - IPCログの取得レベルです。 可能な値はQuietErrorAlertInfoDebugです。
-f [ --facility ] arg (=mail) - ロギングにsyslogdを使用する場合のログの種類です(syslogのファシリティ)。可能な値はDaemonMailLocal0-7です。
-b [ --basedir ] arg (=%var_dir) - Dr.Web MailDのメインの動作ディレクトリです。このパラメータの値はDr.Web MailD設定ファイル[General]セクションのBaseDirパラメータの値と同じです。
-t [ --timeout ] arg (=30) - 1つのメッセージを処理する時間の上限。
--file arg - 処理するファイルへのパスです。コンテキストフィルタモードでのルーティング段階でのみ指定してください。
--hash arg - Dr.Web MailD設定ファイル[Sender]セクションのSecureHashパラメータの値です。コンテキストフィルタモードでのルーティング段階でのみ指定してください。
--interface arg (=1) - smtpserverのバージョンです。コンテキストフィルタモードでのSMTP接続段階でのみ指定してください。0はバージョン2.99.55以前、1はバージョン2.99.56以降です。
-e [ --error-action ] arg (=reject) - フィルタの動作中に内部エラーが生じた際に、メッセージに適用するアクションの指定です。可能な値はpassrejectdiscardtempfailです。