H5.3. データベースコマンド

データベースの初期化

drwcsd [<キー>] initdb <Agent_キー> [<DB_スクリプト> [<ini_ファイル> [<パスワード>]]]— データベースの初期化

<Agent_キー>Agent のライセンスキーファイルagent.key へのパスです(必ず指定してください)。

<DB_スクリプト> — DB初期化スクリプトです。特別な値- (マイナス)は、そのようなスクリプトを使わないことを意味します。

<ini_ファイル> 前回作成されたdrweb32.iniフォーマットのファイルで、Dr.Web ソフトウェアコンポーネントの初期コンフィギュレーションを設定します(例: Everyone グループに対して)。特別な値- (マイナス)は、そのようなファイルを使わないことを意味します。

<パスワード> サーバー 管理者のオリジナルパスワードです(名前は admin)。デフォルトでは root です。

 

続くパラメータが無い場合、マイナスは省略できます。

 

データベース初期化のパラメータを調整する

組み込みデータベースが使用されている場合、外部ファイル経由で初期化パラメータを設定することが出来ます。以下のコマンドを使用します。

drwcsd.exe initdbex <レスポンス・ファイル>

<レスポンス・ファイル> initdbパラメータと同じ順序で一行ずつ記述された初期化パラメータのファイルです。

ファイルフォーマット:

<path_to_key_file>

<path_to_initdb.sql>

<path_to_drweb32.ini>

<administrator_password>

 

レスポンス・ファイルをWindows上で使用する場合は、いずれの記号も管理者パスワードに使うことが出来ます。

 

ある特定の場合には、必要なパラメータに続くストリングは全て任意です。ストリング内にマイナス記号"-"しかない場合、デフォルトの値が使われます(initdbの場合と同様)。

データベースの更新

drwcsd [<オプションパラメータ>] updatedb <スクリプト><スクリプト>ファイルからのSQL命令を実行することによって、データベースのあらゆるアクション(新しいバージョンへの更新など)を実行します。

データベースのアップグレード

drwcsd upgradedb <フォルダ>バージョンアップグレードの際にデータベースの構造を更新する為に サーバーを起動します(update-db フォルダ参照)。

データベースのエクスポート

drwcsd exportdb<ファイル>指定したファイルにデータベースをエクスポートします。

Windowsでの例:

C:\Program Files\DrWeb Enterprise Server\bin\drwcsd.exe -home="C:\Program Files\DrWeb Enterprise Server" -var-root="C:\Program Files\DrWeb Enterprise Server\var" -verbosity=all exportdb "C:\Program Files\DrWeb Enterprise Server\esbase.es"

UNIX OSでは、このアクションはdrwcs:drwcsユーザーの代わりにディレクトリ$DRWCS_VARに対して実行されます(FreeBSD以外。FreeBSDでは、デフォルトで、スクリプトが実行されたディレクトリにファイルを保存します。パスが明示的に指定されている場合、ディレクトリはインストールの際に作成された<ユーザー>:<グループ>に対して記録する権限を持つ必要があります。デフォルトではdrwcs:drwcsです)。

データベースのインポート

drwcsd importdb<ファイル>指定したファイルからデータベースをインポートします(データベース内にある以前のコンテンツは削除されます)。

データベースの検証

drwcsd verifydbデータベースを検証する為に サーバー を起動します。 完了すると サーバー は検証結果をログファイルに保存します(デフォルトではdrwcsd.log)。