付録 B1. ODBCドライバーのセットアップ

データを保管、及び処理する為にDBMSへのアクセスを設定する際には、外部DBMSに以下のパラメータを使用してください。

ODBCパラメータ (Windows向けバージョンのみ)

パラメータ

デフォルト値

説明

DSN

Drwcs

データセット名

USER

Drwcs

ユーザー名

PASS

Drwcs

パスワード

TRANSACTION

DEFAULT

以下を参照

TRANSACTIONパラメータに使用可能な値

SERIALIZABLE

READ_UNCOMMITTED

READ_COMMITTED

REPEATABLE_READ

DEFAULT

DEFAULT 値は「SQLサーバーのデフォルトを使用する」を意味します。詳細については該当するDBMSのマニュアルを参照してください。

 

エンコードの問題を回避する為、ODBCドライバーの以下のパラメータを無効にする必要があります。

Use regional settings when outputting currency, numbers, dates and times - 数値パラメータのフォーマット中にエラーを引き起こす可能性があります。

Perform translation for character - Dr.Web Control Center 内で、DBのパラメータに誤った記号を表示させる可能性があります。このパラメータは Unicodeを使用しないプログラムの言語パラメータに応じて記号を表示させます。

 

データベースは初め、上記のパラメータでSQLサーバー上に作成されます。Dr.Web Enterprise Server がインストールされているコンピューター上でODBCドライバーパラメータも設定する必要があります。方法は以下のとおりです。

1.Windowsの コントロールパネル 内で 管理ツール を選択します。開いたウィンドウで データソース (ODBC) をクリックします。 ODBC データ ソース アドミニストレーター ウィンドウが開きます。 システム DSN タブに行きます。

2.追加 をクリックします。ドライバーを選択するウィンドウが開きます。

3.リスト内で、このDB向けの該当するODBCドライバを選択し、完了 をクリックします。DBサーバーへのアクセスを設定する最初のウィンドウが開きます。

 

外部DBMSを使用する場合、そのDBMSと一緒に提供されるODBCドライバーの最新バージョンをインストールする必要があります。WindowsのOSと一緒に提供されるODBCの使用は推奨できません(MicrosoftによってODBCドライバー無しで提供されるデータベース以外)。

 

4.データソースへのアクセスパラメータを入力します (Dr.Web Enterprise Server の設定と同じ)。DBサーバーが Dr.Web Enterprise Server と同じコンピューター上にインストールされていない場合、サーバー フィールドでIPアドレスか名前を指定してください。次へ をクリックします。次のウィンドウが開きます。

5.このウィンドウ内で、必要なDBアクセス設定を指定してください。クライアントの設定 をクリックします。ネットワークプロトコルを選択、設定するためのウィンドウが開きます。

6.ネットワーク ライブラリフィールドで TCP/IP 又は 名前付きパイプ (推奨) に対するネットワークライブラリを選択します。DB サーバーがローカルコンピューターにインストールされていない場合、サーバー別名 及び サーバー名フィールドで名前かIPアドレスを指定してください。OK をクリックします。このウィンドウが閉じられ、ドライバー設定のウィンドウが再度表示されます。 次へ をクリックします。次のウィンドウが開きます。

7.接続解除した場合のみ オプション、ANSIの引用符付き識別子を使用する 及び ANSIのNULL埋め込み文字 及び 警告を使用する フラグがセットされていることを確認してください。 次へ をクリックします。アクセス設定を行う最後のウィンドウが開きます。

 

ODBCドライバー設定でSQLサーバーシステムメッセージの言語の変更が可能な場合は English を選択してください。

 

8.必要なパラメータを選択し、終了したら 完了 をクリックします。指定したパラメータのサマリーを表示するウィンドウが開きます。

9.指定した設定を試すには データソースのテスト をクリックしてください。テスト成功の通知を確認した後 OK をクリックします。