H7. Dr.Web Proxy Server

プロキシサーバーのパラメータを設定するには、bin プロキシサーバーインストールディレクトリのサブディレクトリにあるdrwcsd-proxy実行ファイルを該当するスイッチで実行してください。

スタート命令フォーマット

drwcsd-proxy [<switches>] [<commands>] [<command_arguments>]

使用可能なスイッチ

クロスプラットフォームなスイッチ

--сonsole=yes|no - プロキシサーバーをインタラクティブモードで実行します。このとき、プロキシサーバーの動作ログがコンソールに書き込まれます。

デフォルト:no

--etc-root=<path> - 設定ファイルディレクトリへのパス(drwcsd-proxy.confdrwcsd.proxy.authなど)です。

デフォルト:$var/etc

--home=<path> - プロキシサーバーインストールディレクトリへのパスです。

デフォルト:$exe-dir/

--log-root=<path> - プロキシサーバー動作ログファイルが入ったディレクトリへのパスです。

デフォルト:$var/log

--pool-size <N> - クライアント接続のプールサイズです。

デフォルト:プロキシサーバーがインストールされているコンピューターのコア数(2未満にはなりません)。

--rotate=<N><f>,<M><u> - プロキシサーバーのログローテーションモードです。

パラメータ

説明

<N>

ログファイルの合計数(カレントログファイルおよびアーカイブを含む)

<f>

ログファイルの保存フォーマット。可能な値は次のとおりです。

z (gzip) – ファイルを圧縮します。デフォルトで使用されます。

p (plain) – ファイルを圧縮しません。

<M>

<u> 値に応じて、ログファイルのサイズまたはローテーション時間

<u>

単位、可能な値:

ログファイルサイズに応じてローテーションを設定する場合:

k - Kb

m - Мb

g - Gb

時間に応じてローテーションを設定する場合:

H - 時間

D - 日

W - 週

時間に応じたローテーションが設定されている場合、同期はコマンド実行時間とは関係なく行われます。同期は、値にHが指定されている場合は1時間の初めに、Dが指定されている場合は1日の初めに、Wが指定されている場合は1週間の初め(月曜日の00:00)に、<u>パラメータで指定された頻度で実行されます。

基準となる日時は1年1月1日UTC+0です。

デフォルトは10,10mで、圧縮を使ってそれぞれ10メガバイトのファイルを10個保存するという意味になります。

--trace=[yes/no] - プロキシサーバー呼び出しの詳細なロギングを有効にします。プロキシサーバーがコールスタックのトレースをサポートしている場合にのみ利用できます(例外が発生した場合は、スタックがログに書き込まれます)。

デフォルト:no

--tmp-root=<path> - 一時ファイルディレクトリへのパスです。プロキシサーバーの自動更新で使用されます。

デフォルト:$var/tmp

--var-root=<path> - キャッシュとデータベースを格納するためのプロキシサーバーの作業ディレクトリへのパスです。

デフォルト:

Windows OSの場合:%ALLUSERSPROFILE%\Doctor Web\drwcs

Linux OSの場合:/var/opt/drwcs

FreeBSD OSの場合:/var/drwcs

--verbosity=<details_level> - ログの詳細レベルです。デフォルトはTRACEです。可能な値は、ALL、DEBUG3、DEBUG2、DEBUG1、DEBUG、TRACE3、TRACE2、TRACE1、TRACE、INFO、NOTICE、WARNING、ERROR、CRITです。ALL値とDEBUG3値はシノニムです。

プロキシサーバーのパラメータを設定するためのスイッチは全て、同時にセットすることが可能です。

UNIX系OSで使用可能なスイッチ

--user - ユーザーIDを設定します。このスイッチは通常モードとデーモンモードの両方に関連します。

--group - グループIDを設定します。このスイッチは通常モードとデーモンモードの両方に関連します。

許可されたコマンドと引数

コマンドが指定されていない場合は、runコマンドが使用されます。

import <path> [<revision>] [<products>] - Dr.Web Serverリポジトリからプロキシサーバーのキャッシュへファイルをインポートします。

<path> - Dr.Web Serverリポジトリが入ったディレクトリへのパスです。サーバーリポジトリは、プロキシサーバーがインストールされたコンピューターに事前にダウンロードしておく必要があります。

<revision> - インポートするリビジョンの最大数。値が設定されていない場合は、全てのリビジョンがインポートされます。

<products> - スペースで区切られた、インポートする製品のリスト。デフォルトではリストは空です。つまり、Dr.Web Serverを除く全てのリポジトリ製品をインポートします。リストが設定されている場合は、リストの製品のみがインポートされます。

help - プロキシサーバー設定のスイッチに関するヘルプメッセージを表示します。

run - プロキシサーバーを通常モードで開始します。

Windows OSのみ

install - サービスをインストールします。

uninstall - サービスをアンインストールします。

start - インストールされているサービスを開始します。

stop - 開始されたサービスを停止します。

UNIX系OSのみ

daemon - プロキシサーバーをデーモンとして実行します(UNIX系OSで使用可能なスイッチも参照してください)。