Dr.Web AgentのWindows®へのリモートインストール

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Dr.Web Enterprise Security Suite アンチウイルスを使用して、未だ Dr.Web Enterprise Security Suite によって保護されていないコンピューターを見つけ出し、リモートでインストールすることができます。

リモートインストールには次の2つの種類があります:

Control Center経由で

Active Directoryサービス経由で(保護するネットワークがこのサービスを使用していた場合)

Dr.Web Agentのリモートインストールは、Windows環境で動作するワークステーションでのみ可能です(付録 付録 A. 対応OSバージョンコンプリートリスト 参照)。ただし、StarterエディションとHomeエディションは除きます。

 

Dr.Web Agentのリモートインストールは、Windows環境で動作する Control Center からのみ可能です(付録 付録 A. 対応OSバージョンコンプリートリスト 参照)。

 

アンチウイルスソフトウェアをワークステーションにインストールするには対象となるコンピューターの管理者権限が必要です。

Control Center経由でのリモートインストールでは、ワークステーションがドメイン内にありドメイン管理者アカウントが使われている場合、ワークステーション上でファイルとプリンタの共有を有効にする必要があります(方法はWindows OSのバージョンによって異なります。下表を参照してください)。

リモート端末がドメインの外にある場合やインストールにローカルアカウントが使用された場合、一部のWindows OSではリモート端末の追加設定が必要となります。

ドメインの外にある端末、またはローカルアカウントを使用した端末へのリモートインストールに必要な追加設定

これらの設定はリモート端末のセキュリティを低下させる可能性があります。システム設定を編集する前にこれらのオプションの機能をしっかりと確認するか、リモートインストールを使用せず手動でAgentをインストールすることを強く推奨します。

 

OSの基本的なセキュリティポリシーを破ることのないよう、リモートワークステーションの設定を行った後は変更した設定を全て元に戻しておくことを推奨します。

ドメインの外にある、またはローカルアカウントを使用するリモートワークステーションに Agent をインストールするには、インストールしたいコンピューターで以下のことを行ってください。

OS

設定

Windows XP

共有するファイルへのアクセスモードを設定する

モダンビュー:

スタート → 設定 → コントロールパネル → デスクトップの表示とテーマ → フォルダオプション → 表示 タブ → 簡易ファイルの共有を使用する (推奨) チェックを外す

クラシックビュー:

スタート → 設定 → コントロールパネル → フォルダオプション表示 タブ → 簡易ファイルの共有を使用する (推奨) チェックを外す

ローカルポリシーにネットワーク認証モデルのモードを設定する

モダンビュー:

スタート → 設定 → コントロールパネル → パフォーマンスとメンテナンス → 管理ツール → ローカ ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

クラシックビュー:

スタート → 設定 → コントロールパネル → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

リモートインストールを実行する前に端末上のWindowsファイアウォールを無効にしてください。

Windows Server 2003

リモートインストールを実行する前に端末上のWindowsファイアウォールを無効にしてください。

Windows Vista

Windows Server 2008

ファイル共有オプションを有効にする

モダンビュー:

スタート → 設定 → コントロールパネル → ネットワークとインターネット → ネットワークと共有センター → 共有と探索 → ファイル共有 → 有効

クラシックビュー:

スタート → 設定 → コントロールパネル → ネットワークと共有センター → 共有と探索 → ファイル共有 → 有効

ローカルポリシーにネットワーク認証モデルのモードを設定する

モダンビュー:

スタート → 設定 → コントロールパネル → パフォーマンスとメンテナンス → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

クラシックビュー:

スタート → コントロールパネル → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

LocalAccountTokenFilterPolicyキーを作成する:

a)レジストリエディタ内でHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemブランチを開きます。LocalAccountTokenFilterPolicyエントリが無い場合、編集メニューで新規を選択し、DWORD値を指定します。LocalAccountTokenFilterPolicyを入力してENTERキーを押してください。

b)コンテキストメニューの LocalAccountTokenFilterPolicy 項目内で 修正 を選択します。

c)1を設定し、OKをクリックします。

再起動は必要ありません。

Windows 7

Windows Server 2008 R2

ファイルとプリンタの共有を有効にする

モダンビュー:

スタート→ コントロールパネル → ネットワークとインターネット → ネットワークと共有センター → 共有の詳細設定 → ファイルとプリンタの共有 → ファイルとプリンタの共有を有効にする

クラシックビュー:

スタート→ コントロールパネル → ネットワークと共有センター → 共有の詳細設定 → ファイルとプリンタの共有 → ファイルとプリンタの共有を有効にする

ローカルポリシーにネットワーク認証モデルのモードを設定する

モダンビュー:

スタート→ コントロールパネル → システムとセキュリティ → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

クラシックビュー:

スタート → コントロールパネル → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

LocalAccountTokenFilterPolicyキーを作成する:

a)レジストリエディタ内でHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemブランチを開きます。LocalAccountTokenFilterPolicyエントリが無い場合、編集メニューで新規を選択し、DWORD値を指定します。LocalAccountTokenFilterPolicyを入力してENTERキーを押してください。

b)コンテキストメニューの LocalAccountTokenFilterPolicy 項目内で 修正 を選択します。

c)1を設定し、OKをクリックします。

再起動は必要ありません。

Windows 8

Windows 8.1

Windows Server 2012

Windows Server 2012 R2

Windows 10

ファイルとプリンタの共有を有効にする

モダンビュー:

スタート → コントロールパネル → ネットワークとインターネット → ネットワークと共有センター → 共有の詳細設定 → ファイルとプリンタの共有 → ファイルとプリンタの共有を有効にする

クラシックビュー:

スタート → コントロールパネル → ネットワークと共有センター → 共有の詳細設定 → ファイルとプリンタの共有 → ファイルとプリンタの共有を有効にする

ローカルポリシーにネットワーク認証モデルのモードを設定する

モダンビュー:

設定 → コントロールパネル → システムとセキュリティ → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

クラシックビュー:

設定 → コントロールパネル → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティの設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル → クラシック – ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する

LocalAccountTokenFilterPolicyキーを作成する:

a)レジストリエディタ内でHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemブランチを開きます。LocalAccountTokenFilterPolicyエントリが無い場合、編集メニューで新規を選択し、DWORD値を指定します。LocalAccountTokenFilterPolicyを入力してENTERキーを押してください。

b)コンテキストメニューの LocalAccountTokenFilterPolicy 項目内で 修正 を選択します。

c)1を設定し、OKをクリックします。

再起動は必要ありません。

リモートコンピューターのユーザーアカウントのパスワードが空の場合は、ローカルポリシー内でアクセスポリシーを空のパスワードで設定してください: コントロールパネル → 管理ツール → ローカルセキュリティポリシー → セキュリティ設定 → ローカルポリシー → セキュリティ オプション → ローカルアカウントの空のパスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する → 無効

Agentインストールファイルdrwinst.exeおよびパブリック暗号化キーdrwcsd.pubは共有ネットワークリソース上に置く必要があります。