H11. UNIX®系OS向けDr.Web Server インストーラ

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スタート命令フォーマット:

<package_name>.run [<switches>] [--] [<arguments>]

 

[--]—オプションの区切り記号で、スイッチリストの終わりを決定し、スイッチリストと追加の引数リストを区切ります。

[<arguments>]—追加の引数または埋め込まれたスクリプトです。

パッケージに関するヘルプまたは情報を取得するためのスイッチ:

--help—スイッチに関するヘルプを表示します。

--info—パッケージに関する詳細な情報を表示します(名前、保存先フォルダ、解凍後のサイズ、圧縮アルゴリズム、圧縮日付、パッキングに使用されたmakeself のバージョン、パッキングのコマンドユーザー、解凍後に実行されるスクリプト、アーカイブのコンテンツが一時フォルダにコピーされるかどうか[コピーされない場合は何も表示されません]、保存先フォルダがスクリプト実行後も保存されるかまたは削除されるか)。

--lsm—インストールパッケージ説明のLSMファイルを表示します(ファイルが無い場合はno LSM)。

--list—インストールパッケージ内のファイルのリストを表示します。

--check—インストールパッケージの整合性をチェックします。

パッケージを実行するためのスイッチ:

--confirm—埋め込まれたスクリプトを実行する前に尋ねます。

--noexec—埋め込まれたスクリプトを実行しません。

--keep—埋め込まれたスクリプトを実行した後にターゲットディレクトリを削除しません。

--nox11—グラフィカル端末エミュレータの起動を試行しません。

--nochown—カレントユーザーに対して抽出されたファイルについての権限を許可しません。

--target <folder>—インストールパッケージを指定されたフォルダに抽出します。

--tar <argument_1> [<argument_2> ...]—tar コマンド経由でインストールパッケージのコンテンツにアクセスします。

追加の引数:

--help—追加の引数に関するヘルプを表示します。

--quite—インストーラをバックグラウンドモードで実行します。インストーラの以下の全ての質問に対して肯定的な回答が使用されます:

使用許諾契約に同意する

バックアップをデフォルトフォルダ内に設定する

システム内にインストールされたエクストラ・ディストリビューションキットが削除される場合にインストールを続行する

--clean—前回のインストールで使用した設定をバクアップから復元せずに、パッケージを Server のデフォルト設定でインストールします。

--preseed <path>—インストール中にインストーラによって表示される質問に対する予め設定された回答を含んだ設定ファイルを使用します。

<path> は設定ファイルへのパスです。

設定ファイル内の予め設定された回答を指定する変数:

DEFAULT_BACKUP_DIR=<path>—前回のバージョンでの設定を復元する際に使用するバックアップへのパスです(バックアップからの復元を適用せずにインストールを行うよう設定した場合は使用されません)。

QUITE_INSTALL=[0|1]—インストーラのバックグラウンドモードの使用を定義します:

0— インストーラをバックグラウンドモードで起動します。

1— インストーラを通常のモードで起動します。

CLEAN_INSTALL=[0|1]—インストール中のバックアップの使用を定義します:

0—バックアップを適用せずにインストールを行います。

1—DEFAULT_BACKUP_DIR 変数で指定されたフォルダ内にあるバックアップからの復元を適用してインストールを行います。DEFAULT_BACKUP_DIR 変数が指定されていない場合、/var/tmp/drwcs のバックアップが使用されます。

--preseed 引数を使用し、設定ファイル内で QUITE_INSTALL=0 変数を使用してインストーラのバックグラウンドモードを定義しない場合、設定ファイルの別の変数の値がインストール中にユーザーによって再定義されます。