コマンドラインモードでのスキャン

Scannerはコマンドラインモードで実行できます。これにより、現在のスキャンセッションの設定とスキャン対象のオブジェクトのリストを追加のパラメータとして指定できます。スケジュールによるScannerの自動起動は、このモードで実行されます。

スキャンを実行するコマンドラインは次のようになります。

[<path_to_program>]dwscanner [<switches>] [<objects>]

スイッチ は、プログラムの設定を指定するコマンドラインパラメータです。スイッチが指定されていない場合、前回保存された設定(デフォルト設定を変更していない場合はデフォルト設定)でスキャンが実行されます。スイッチはスラッシュ(/)記号で始まり、空白で区切られます。

スキャンするオブジェクトは空のままか、または空白で区切って複数指定することができます。オブジェクトへのパスが指定されなかった場合、 Dr.Web インストールフォルダ内で検索されます。

以下は、スキャンの対象となるオブジェクトを指定する際に最もよく使用される例です。

/FAST - システムの クイックスキャン を実行します。

/FULL - 全てのハードドライブおよびリムーバブルメディア(ブートセクターを含む)の フルスキャン を実行します。

/LITE - RAM、全てのディスクのブートセクターの基本的なスキャンを実行します。また、ルートキットスキャンを実行します。