| LogLevel {logging level}  | コンポーネントのロギングレベル。 パラメータの値が指定されていない場合は、[Root]セクションのDefaultLogLevelパラメータの値が使用されます。 デフォルト値:Notice | 
| Log {log type}  | コンポーネントのロギング方式。 デフォルト値:Auto | 
| ExePath {path to file}  | コンポーネントの実行パス。 デフォルト値:<opt_dir>/bin/drweb-update •GNU/Linuxの場合:/opt/drweb.com/bin/drweb-update •FreeBSDの場合:/usr/local/libexec/drweb.com/bin/drweb-update | 
| RunAsUser {UID | user name}  | このパラメータは、コンポーネントを実行するユーザー名を決定します。ユーザー名は、ユーザーのUIDまたはユーザーのログインとして指定できます。ユーザー名が数字で構成されている場合(つまりUIDに似ている場合)は、「name:」というプレフィックスを付けて指定します。たとえば、RunAsUser = name:123456です。 ユーザー名が指定されていない場合、コンポーネント操作は開始後にエラーが発生して終了します。 デフォルト値:drweb | 
| UpdateInterval {time interval}  | Dr.Web更新サーバーで更新を確認する頻度。これは、(自動または手動で開始した)更新サーバーへの接続が成功してから次に更新の実行を試みるまでの時間間隔です。 デフォルト値:30m | 
| RetryInterval {time interval}  | 前回の試行が失敗した場合に、更新サーバーを使用して更新の実行を再試行する頻度。 指定可能な値:1分(1m)から30分(30m)まで。 デフォルト値:3m | 
| MaxRetries {integer}  | 前回の試行が失敗した場合に、更新サーバーを使用して(RetryIntervalで指定された頻度で)更新の実行を繰り返し試みる回数。 値が0に設定されている場合、試行は繰り返されません(次の更新は、UpdateIntervalで指定された時間を経過した後に実行されます)。 デフォルト値:3 | 
| Proxy {connection string}  | Dr.Web更新サーバーへの接続時にアップデーターコンポーネント(Dr.Web Updater)が使用するプロキシサーバーに接続するためのパラメータを保存します(外部サーバーへの直接接続がネットワークのセキュリティポリシーによって禁止されている場合など)。 パラメータ値が指定されていない場合、プロキシサーバーは使用されません。 使用可能な値: <connection string>は、プロキシサーバーの接続文字列です。文字列のフォーマット(URL)は以下のとおりです。 [<protocol>://][<user>:<password>@]<host>:<port> 各パラメータは次のとおりです。 •<protocol>は、使用されるプロトコルタイプです(現在のバージョンでは、httpのみが使用可能です)。 •<user>は、プロキシサーバーに接続するためのユーザー名です。 •<password>は、プロキシサーバーに接続するためのパスワードです。 •<host>は、プロキシのホストアドレスです(IPアドレスまたはドメイン名、つまりFQDN)。 •<port>は使用するポートです。 URLの<protocol>および<user>:<password>の部分がない場合があります。プロキシサーバーのアドレス<host>:<port>は必須です。 ユーザー名またはパスワードに「@」、「%」、「:」の文字が含まれている場合、これらの文字はそれぞれ「%40」、「%25」、「%3A」の16進コードに変更する必要があります。 例: 1.設定ファイルでの設定。 •ポート123を使用したproxyhost.company.orgでホストされているプロキシサーバーへの接続: Proxy = proxyhost.company.org:123 •ポート3336を使用し、パスワードが「passw」のユーザー「legaluser」としてHTTPプロトコルを経由した10.26.127.0でホストされているプロキシサーバーへの接続: Proxy = http:// legaluser:passw@10.26.127.0:3336 •ポート3336、ユーザー名「user@company.com」、パスワード「passw%123:」を使用した10.26.127.0でホストされているプロキシサーバーへの接続: Proxy = user%40company.com:passw%25123%3A@10.26.127.0:3336 2.drweb-ctl cfsetコマンドを使用して、同じ値を設定する。 
| # drweb-ctl cfset Update.Proxy proxyhost.company.org:123# drweb-ctl cfset Update.Proxy http://legaluser:passw@10.26.127.0:3336
 # drweb-ctl cfset Update.Proxy user%40company.com:passw%25123%3A@10.26.127.0:3336
 | デフォルト値:(未設定) | 
| ExcludedFiles {file name}  | Dr.Web Updaterコンポーネントによって更新されないファイルの名前を定義します。 リストをパラメータ値として指定できます。リストの値は、コンマ(引用符内の各値)で区切る必要があります。パラメータはセクションで複数回指定できます(この場合、そのすべての値が1つのリストにまとめられます)。 例:以下のファイルをリストに追加します。123.vdbおよび456.dws。 1.設定ファイルに値を追加します。 •1つの文字列に2つの値: 
| [Update]ExcludedFiles = "123.vdb", "456.dws"
 | •2つの文字列(文字列ごとに1つの値): 
| [Update]ExcludedFiles = 123.vdb
 ExcludedFiles = 456.dws
 | 2.drweb-ctl cfsetコマンドを使用して値を追加します。 
| # drweb-ctl cfset Update.ExcludedFiles -a 123.vdb# drweb-ctl cfset Update.ExcludedFiles -a 456.dws
 | デフォルト値:drweb32.lst | 
| NetworkTimeout {time interval}  | 更新プロセス中にUpdaterコンポーネントのネットワーク関連の動作に課されるタイムアウト時間。 このパラメータは、接続が一時的に切断されたときに使用されます。タイムアウトが切れる前に接続が再度確立された場合、中断された更新プロセスが続行されます。 75sを超えるタイムアウト値を指定した場合は、TCPタイムアウトによって接続が閉じられるため効力を持ちません。 最小値:5s デフォルト値:60s | 
| BaseDrlDir {path to directory}  | 標準的な更新ゾーンの更新サーバーへの接続に使用されるファイルを含むディレクトリへのパスを定義します。更新コンポーネントがウイルスデータベースおよびスキャンエンジンを更新するために使用されます。 デフォルト値:<var_dir>/drl/bases •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/drl/bases •FreeBSDの場合:/var/drweb.com/drl/bases | 
| BaseCustomDrlDir {path to directory}  | 特別な「カスタマイズされた」更新ゾーンへの接続に使用されるファイルを含むディレクトリへのパスを定義します。ウイルスデータベースとスキャンエンジンを更新するために使用されます。 パラメータで定義されたディレクトリ内に、空でない署名付きサーバーリストファイル(.drlファイル)がある場合、更新はこれらのサーバーからのみ実行され、主要なゾーンサーバー(上記を参照)はウイルスデータベースおよびスキャンエンジンの更新には使用されません。 デフォルト値:<var_dir>/custom-drl/bases •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/custom-drl/bases •FreeBSDの場合:/var/drweb.com/custom-drl/bases | 
| BaseUpdateEnabled {Boolean}  | ウイルスデータベースとスキャンエンジンの更新が許可されているかどうかを示すインジケーター。 使用可能な値: •Yes - 更新は許可されており、実行されます。 •No - 更新は許可されていないため実行されません。 デフォルト値:Yes | 
| VersionDrlDir {path to directory}  | サーバーへの接続に使用されるファイルを含むディレクトリへのパスを定義します。Dr.Web for UNIX Mail Serversのバージョンの更新に使用されます。 デフォルト値:<var_dir>/drl/version •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/drl/version •FreeBSDの場合: /var/drweb.com/drl/version | 
| VersionUpdateEnabled {Boolean}  | Dr.Web for UNIX Mail Serversコンポーネントのバージョンの更新が許可されているかどうかを示すインジケーター。 使用可能な値: •Yes - 更新は許可されており、実行されます。 •No - 更新は許可されていないため実行されません。 デフォルト値:Yes | 
| DwsCustomDrlPath {path to file}  | 特別な更新ゾーンのサーバーのリストを含む署名付きファイルへのパス。Webリソースカテゴリーのデータベースを更新するために使用されます。 パラメータが空ではなく、指定されたファイルが存在する場合、更新にはサーバーのみが使用されます。リストのメインファイル(上記を参照)は無視されます。パラメータによって認識されたファイルが空の場合、更新の試行は失敗します。 デフォルト値:<var_dir>/drl/dws/custom.drl •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/drl/dws/custom.drl •FreeBSDの場合:/var/drweb.com/drl/dws/custom.drl | 
| DwsDrlDir {path to directory}  | 標準的な更新ゾーンのサーバーに接続するためのファイルを含むディレクトリへのパスを定義します。Webリソースカテゴリーのデータベースを更新するために使用されます。 デフォルト値:<var_dir>/drl/dws •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/drl/dws •FreeBSDの場合:/var/drweb.com/drl/dws | 
| DwsCustomDrlDir {path to directory}  | 特別な「カスタマイズされた」更新ゾーンのサーバーに接続するためのファイルを含むディレクトリへのパスを定義します。Webリソースカテゴリーのデータベースを更新するために使用されます。 パラメータで定義されたディレクトリ内に、空でない署名付きサーバーリストファイル(.drlファイル)がある場合、更新はこれらのサーバーからのみ実行され、主要なゾーンサーバー(上記を参照)はWebリソースカテゴリーのデータベースを更新するためには使用されません。 デフォルト値:<var_dir>/custom-drl/dws •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/custom-drl/dws •FreeBSDの場合:/var/drweb.com/custom-drl/dws | 
| DwsUpdateEnabled {Boolean}  | Webリソースカテゴリーのデータベースの更新が許可されているかどうかを示すインジケーター。 使用可能な値: •Yes - 更新は許可されており、実行されます。 •No - 更新は許可されていないため実行されません。 デフォルト値:Yes | 
| AntispamDrlDir {path to directory}  | 標準的な更新ゾーンのサーバーに接続するためのファイルを含むディレクトリへのパスを定義します。アンチスパムライブラリを更新するために使用されます。 デフォルト値:<var_dir>/drl/antispam •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/drl/antispam •FreeBSDの場合:/var/drweb.com/drl/antispam | 
| AntispamCustomDrlDir {path to directory}  | 特別な「カスタマイズされた」更新ゾーンのサーバーに接続するためのファイルを含むディレクトリへのパスを定義します。アンチスパムライブラリを更新するために使用されます。 パラメータで定義されたディレクトリ内に、空でない署名付きサーバーリストファイル(.drlファイル)がある場合、更新はこれらのサーバーからのみ実行され、主要なゾーンサーバー(上記を参照)はアンチスパムライブラリを更新するためには使用されません。 デフォルト値:<var_dir>/custom-drl/antispam •GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/custom-drl/antispam •FreeBSDの場合:/var/drweb.com/custom-drl/antispam | 
| AntispamUpdateEnabled {Boolean}  | アンチスパムライブラリの更新が許可されているかどうかを示すインジケーター。 使用可能な値: •Yes - 更新は許可されており、実行されます。 •No - 更新は許可されていないため実行されません。 デフォルト値:No | 
| BackupDir {path to directory}  | ロールバックに備えて、更新済みファイルの旧バージョンが保存されているディレクトリへのパス。更新するたびに、更新したファイルのみがバックアップされます。 デフォルト値:/tmp/update-backup | 
| MaxBackups {integer}  | 更新済みファイルの以前のバージョンの最大保存数。この数を超えると、最も古いコピーが次回の更新時に削除されます。 パラメータ値がゼロの場合、以前のバージョンのファイルは保存されません。 デフォルト値:0 | 
| IdleTimeLimit {time interval}  | コンポーネントの最大アイドル時間。指定された時間が経過すると、コンポーネントはシャットダウンします。 このコンポーネントは、スケジュールによる次の更新時または明示的なコマンドdrweb-ctl update [--local-cloud]で起動されます。更新が完了すると、指定された時間、待機します。新しいリクエストがない場合は(UseLocalCloud = Yesの場合のクラウドとのインタラクションを含む)、次の更新を試行するまでシャットダウンします。 指定可能な値:10秒(10s)から30日(30d)まで。None値が設定されている場合、コンポーネントは永続的に機能します。コンポーネントがアイドル状態になると、SIGTERMシグナルは送信されません。
 デフォルト値:30s | 
| UseLocalCloud {Boolean}  | Dr.Web更新サーバーに加えて、Dr.Web MeshDコンポーネント経由でDr.Web for UNIX製品のローカルクラウドと連携して、更新を同期します(クラウドに更新を送信し、クラウドから更新を取得します)。 使用可能な値: •No - 更新にはDr.Web更新サーバーのみ使用します。クラウドとの更新の同期は無効ですが、drweb-ctl update --local-cloudコマンドを使用して明示的に実行できます。 •Yes - ホスト上の更新をローカルクラウドと同期します(利用可能な更新がある場合はクラウドから更新を取得し、ホスト上の更新の方が新しい場合はクラウドに更新を送信します)。 デフォルト値:Yes |