[MailBase]セクション

[MailBase]セクションには、Dr.Web MailDデータベースに関する設定が定義されています。

MaxStoredMessages = {integer}

メールデータベースに保存するメールの最大数の指定です。パラメータ値が0に設定されている場合、制限はありません。データベース内のメール数がこのパラメータ値を上回る場合は、指定された数になるまで古いメールから削除されていきます。送信済みメッセージはすぐに削除され、未送信メールは送信された後で削除されます。

デフォルト値:

MaxStoredMessages = 100000

MaxStorageSize = {size in bytes}

メールデータベースの最大サイズの指定です(バイト)。パラメータ値が0に設定されている場合、サイズの制限はありません。データベースサイズがこのパラメータで設定された上限を超えた場合、指定されたサイズになるまで古いメッセージから削除されていきます。

デフォルト値:

MaxStorageSize = 0

MaxPoolSize = {integer}

メールデータベースプールの最大サイズの指定です。パラメータ値が0に設定されている場合、プールサイズは物理メモリの利用可能量に応じて自動的に設定されます。現在のバージョンでは、SIGHUPシグナルでは変更が反映されません。

デフォルト値:

MaxPoolSize = 0

SendTimeout = {time}

プラグインがメッセージを非同期に検査する際のタイムアウトを指定します。指定された時間を超えた場合、メッセージ検査において何らかのエラーが発生したとみなされます。そのような場合のアクションは[Maild]セクションのProcessingErrorsパラメータで定義されます。

デフォルト値:

SendTimeout = 30s

FrozenTimeout = {time}

メッセージの追加処理時間の指定です。SendTimeoutパラメータで指定された時間内にプラグインがメッセージを処理できなかった場合、FrozenTimeoutパラメータで指定された時間まで延長することができます。現在のバージョンでは、このパラメータはアンチスパムプラグインでのみ有効で、明示的に指定する必要があります。

デフォルト値:

FrozenTimeout = 2h

DeleteTimeout = {time}

メッセージをメールデータベースに保存しておく時間の指定です。このパラメータ値はFrozenTimeoutパラメータ値よりも大きくなくてはなりません。

デフォルト値:

DeleteTimeout = 48h

BackupPeriod = {time}

データベースをバックアップする間隔の指定です。パラメータ値に0を指定した場合、バックアップは行われません。

デフォルト値:

BackupPeriod = 0

BackupName = {filename}

データベースのバックアップファイル名です。指定されたファイル名が?記号で終わっている場合、バックアップはその都度新しいファイルに保存され、ファイル名の?記号はバックアップ時間の値に置き換えられます。

デフォルト値:

BackupName = %var_dir/msgs/db/.maildb.backup

MaxBodySizeInDB = {size}

データベースに保存されるメッセージの最大サイズの指定です。このサイズを超えたメッセージは個別の外部ファイルに保存されます。

デフォルト値:

MaxBodySizeInDB = 1k

SyncMode = {Yes | No}

内部データベースに使用する同期モードの指定です。

yesの場合、各トランザクションごとにfsyncが呼び出されます。その結果、ディスク上に保存されているデータベースは常に最新の状態になりますが、システムパフォーマンスは低下します。

noの場合、データベースの同期にOSのバッファリングが使用されます。その結果、drweb-maildがクラッシュした場合には最後のトランザクションからデータの一部が失われる可能性がありますが、DBは破損せず、システムパフォーマンスは向上します。システムの信頼性のために特に要求されていなければ、このパラメータはnoのままで構いません。

デフォルト値:

SyncMode = no