ソフトウェア登録およびライセンスキーファイル

Dr.Web for UNIX mail serversソリューションの使用に関する権利は、ライセンスキーファイルによって制御されています。

ライセンスキーファイルには以下の情報が含まれています。

使用を許可されたDr.Web for UNIX mail serversのコンポーネント一覧
ライセンスの有効期限
使用を許可されたプラグイン一覧(プラグインの中には登録が必要ないものもあります)
その他の制限事項(保護するワークステーション数など)

ライセンスキーファイルは*.key拡張子を持ち、デフォルトではDr.Web for UNIX mail servers 実行ファイルのディレクトリに配置されます。

ライセンスキーファイルは、不正な改変を防ぐためにデジタル署名されており、変更されたライセンスキーファイルは無効になります。ライセンスキーファイルをテキストエディタで開くと破損する恐れがありますので注意してください。

認定パートナーからDr.Web for UNIX mail serversソリューションを購入したユーザはライセンスキーファイルを取得することが出来ます。キーファイルのパラメータは購入したライセンスに応じて指定されます。ライセンスキーファイルにはユーザ名(または企業名)及び販社の名前が含まれています。

ユーザはデモキーファイルを取得することもでき、Dr.Web for UNIX mail serversソリューションの全ての機能をお試しいただけます。ただし、使用期間には期限があり、テクニカルサポートはご利用いただけません。

ライセンスキーファイルは*.key拡張子を持ったファイル、またはライセンスキーを含むzipファイルとして提供されます。

ライセンスキーファイルは以下のいずれかの方法で受け取ります。

*.key拡張子を持ったライセンスキーファイルを含むzipファイルを電子メールで受信する(通常、Webサイトで登録した後)。アーカイブユーティリティーを使用してライセンスキーを解凍し、Dr.Web for UNIX mail servers 実行ファイルのディレクトリ(UNIXシステムのデフォルトディレクトリは%bin_dirです)にコピー/移動します。
インストールパッケージに含まれている場合
*.key拡張子のファイルとして別々のメディアに提供される場合。この場合、ライセンスキーファイルを手動で%bin_dirディレクトリにコピーする必要があります。

通常、ライセンスキーファイルはWebサイトでのシリアル登録後に電子メールで送られます(Webサイトのアドレスは製品に付属している登録カードに記載されています)。入力フォームに従い、シリアル番号(登録カードに記載されています)を登録してください。ライセンスがアクティベートされます。シリアル番号に対応したライセンスキーファイルが発行され、指定されたユーザのメールアドレスに送られます。

ライセンスキーファイルは期限が切れるまで保存しておき、Dr.Web for UNIX mail serversの再インストールまたは修復を行う場合に使用することを推奨します。ライセンスキーファイルが破損、または紛失している場合は、ライセンスのアクティベートと同じ手順でリカバリすることができます。この場合、シリアル番号などの情報は最初の登録時のものと同じにする必要があります。電子メールアドレスのみ変更可能です(変更した場合、ライセンスキーファイルは新たに登録した電子メールアドレス宛に送付されます)。シリアル番号がDr.Web for UNIX mail serversデータベースに登録された内容と一致すれば、対応するライセンスキーファイルが自動的に発行されます。

同じシリアル番号による登録は、25回まで行うことができます。25回を超えてライセンスキーファイルのリカバリを行う場合は、http://support.drweb.co.jp/register/ でライセンスキーファイルのリカバリを要求する必要があります。登録の際に入力した全ての情報、有効な電子メールアドレス、状況の詳しい説明を提供してください。Dr.Web for UNIX mail serversテクニカルサポートサービスエンジニアによって承認されると、自動サポートシステムまたは電子メールでライセンスキーファイルが発行されます。

コンポーネントのライセンスキーファイルへのパスは対応する設定ファイル(drweb32.ini)内のKeyパラメータ値で指定されています。

:

 Key = %bin_dir/drweb32.key

ライセンスキーファイルの読み込みに失敗した(パスの誤り、アクセス権の拒否など)、有効期限が切れている、ブロックされた、または無効な場合、各コンポーネントは終了します。

ライセンスの有効期限まで2週間になると、Dr.Web Scannerは起動時に警告メッセージを出力し、Dr.Web Daemonは起動、再起動、再読み込みの度に、電子メールでユーザに通知します。このオプションを有効にするにはdrweb32.ini設定ファイルの[Daemon]セクションでMailCommandパラメータをセットする必要があります。

他の場所にあるキーファイルを使う場合、ファイルへのフルパスをDr.Web Agent設定ファイルの[StandaloneMode]LicenseFileパラメータ値で指定する必要があります([StandaloneMode] セクションの説明を参照してください)。

Dr.Web for UNIX mail serversソリューションでは、複数のライセンスキーを同時に使用することが出来ます。使用を許可されたプラグインの一覧にはキーファイルの情報に含まれている全てのプラグインが載っています(または、少なくともその中の1つ)。1つのプラグインの操作に対する制限は、使用されている全てのキーファイルの情報に基づいて設定されています。

ソフトウェア全体の操作には、全てのプラグインが同じ制限を持っている必要があります。異なる制限を持ったプラグインを含むキーファイルがあった場合、Dr.Web for UNIX mail serversソリューション全体の動作には、最も低い値が使われます。

例:

3つのライセンスキーを使用。1つ目ではdrwebプラグインに対する制限が1日につき10,000メール。2つ目ではvaderetroプラグインに対する制限が1日につき15,000メール、3つ目では再びdrwebプラグインに対する制限が1日につき10,000メールであった場合、Dr.Web for UNIX mail serversソリューションはキーファイルの情報に含まれている両方のプラグインと動作することが出来ます。しかし、drwebプラグインが実際には1日に20,000のメールを処理できるにも関わらず、プラグインの操作に対する全体の制限は1日につき15,000メール(vaderetroのもの)になります。