drweb-inject ユーティリティの使用

ローカルSenderコンポーネント経由でメールを送受信するにはdrweb-injectユーティリティを使用します。このユーティリティはメッセージ本文を標準入力ストリーム経由で受け取り、成功時には0を、失敗時にはnon-zeroをレスポンスコードとして返します。

使用可能なコマンドラインパラメータは以下のとおりです。

--help - コマンドラインパラメータ上にヘルプを表示します。
--version - 現在のバージョンを表示します。
--agent arg - 設定を受け取るためのAgentへのパスです(またはデフォルトパラメータに対する空のストリングで、その場合Agentへの要求はされません)。
--timeout arg - Agentから設定を受け取るタイムアウトの指定です。
--id arg - メッセージが配信されるSenderコンポーネントのユニークなIDです。
-f [ --env-from ] arg - エンベロープのFromフィールドに送信者のアドレスを挿入します。
-F [ --from ] arg - 配信されたメッセージにFromフィールドが無かった場合、この引数からのFull Nameが使用されます。
-i [ --ignore-dot ] - "."記号を含んだストリングを、メッセージ本文入力の完了シグナルとして解釈しません。
-t [ --extract-recipients ] - "To:"メッセージヘッダからの全ての受信者をエンベロープに追加します。

drweb-injectユーティリティがデフォルトディレクトリ内に無い場合、そこへのパスはdrweb-qcontrolの起動時に--sendmailコマンドラインパラメータによって指定することが出来ます。-vを使用して詳細な情報を受け取ることも可能です。

送信者が指定されていない場合、プログラムの動作に権限を使用しているユーザの名前が使われます。そのような名前が見つからない場合、プログラムの動作はエラーコードnon-zeroを出して中断されます。