コマンドラインパラメータ

全てのUNIXプログラム同様、 Dr.Web for UNIX mail serversのソフトウェアモジュールはコマンドラインパラメータの使用をサポートしています。

コマンドラインは以下のようになります。

module_name [parameters] agent_socket

module_name は、Dr.Web for UNIX mail servers モジュールの名前です(例: drweb-maild、またはdrweb-notifier)。
parameters は、追加のコマンドラインパラメータです。
agent_socket は、Dr.Web for UNIX mail serversモジュールがDr.Web Agentから設定情報を受け取る際に経由するソケットです。

利用可能なパラメータの一覧は、-h、または-helpパラメータでモジュールを実行することで確認できます。Dr.Web for UNIX mail serversモジュールの現在のバージョンでは以下のコマンドラインパラメータを使用できます。

-v, --version - 現在のモジュールのバージョンです。
-l <level>, --level <level> - Dr.Web for UNIX mail serversモジュールのログの詳細レベルです。デフォルト値は infoです。
-t <value in seconds>, --timeout <value in seconds> - 設定情報の受信を待つ最大時間です。
--component arg - Agentに設定情報を要求する際に使用するコンポーネントの名前です。
--log-name arg - ロギングに使用するコンポーネントの名前です。
--unique-id arg - ReceiverSenderコンポーネントのユニークなIDです。このパラメータによって複数のReceiverSenderが同時に動作することが可能になります。ReceiverSenderのそれぞれのコンポーネントは起動時にユニークなIDを受け取ります。メールの送信には同じIDを持ったReceiver/Senderコンポーネントのペアが選択されます(適切なSenderが見つからない場合はデフォルトのSenderを使用します)。利用可能なSenderの一覧はSIGHUPを使用してリロードされます。
--check-only - モジュールをこのパラメータで起動すると設定の検査が実行されます。正常に機能するためにはDr.Web Agentが動作している必要があります。

検査が正常に終了すると、以下のメッセージがコンソールに出力されます。

Options OK

検査の間にエラーが発生した場合は、以下のメッセージがコンソールに出力されます。

Options ERROR

--check-all - このパラメータで起動するとDr.Web Monitorは自身の設定だけでなく、他のモジュールの設定も検査します。

例:

 $ drweb-maild -t 30 local:%var_dir/ipc/.agent

local:%var_dir/ipc/.agent内のAgentのソケットを使用し、設定データの受信タイムアウト30秒でDr.Web MailDを起動します。