ZMailer MTAとの統合

drweb-zmailerモジュールは、ZMailer v. 2.99.55以降とのみ互換性があります。Dr.Web MailDは以下の2つのモードでZMailerと連携することが出来ます。

SMTP接続段階でコンテキストフィルタとして

長所: SMTP接続段階でメッセージをブロックすることができる。

短所: SMTP接続のみが検査されシステム負荷が高い場合、パフォーマンスが低下。

ルーティング段階でコンテキストフィルタとして

長所: ZMailerを介して受信する全てのメール(ローカルメール、およびUUCPプロトコル経由で転送されたメールを含む)を検査し、システム負荷が高い場合にも安定したパフォーマンス。 

短所: メッセージを受信時にブロック出来ない(rejectおよびtempfailアクションはdiscardと同じです)。パフォーマンスを向上させ、メッセージループを防ぐためにSecureHashの使用が必要。

ZMailerとの連携ではdrweb-zmailer モジュールはDr.Web MailDReceiverコンポーネントとして使用されます。

drweb-zmailerとフィルタの正常な動作を確実なものにしたい場合は、パッチをインストールすることを推奨します(可能な場合)。

パッチをインストールする方法は以下のとおりです。

$(ZMAILER_SRCHOME)/smtpserverZMAILER_SRCHOMEはZMailerバイナリのあるディレクトリへのパスです)ディレクトリを開きます。
以下のコマンドを実行してください。

 $ patch < smtpdata.c.XXX.patch

XXXは、パッチを適用するZmailerのバージョンです。