検査モード

Dr.Web Daemonは、以下のモードでウイルス検査が可能です。

ソケット経由で受信するデータの検査(リモート検査モード)
ディスク上のファイル検査(ローカル検査モード)

リモート検査モードの場合、Daemonはソケットから検査データを受信します。Daemonはソケットから受信したあらゆるデータ、ファイルを検査することができます。このモードでは読み取り権限無しでファイルの検査を行うことができますが、ローカル検査モードに比べ効率は劣ります。

ローカル検査モードの場合、Daemonはディスク上の指定されたファイルの検査を行います。このモードではクライアントは、検査するファイルへのパスだけをDaemonに送るので、効率的で簡単に利用できるというメリットがあります。

 

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ローカル検査モードではユーザ権限を正確に調整する必要があります。Daemonは、指定されたそれぞれのファイルに対して読み取り権限を持っている必要があります。

 

Daemonをメールサーバーと使用する場合は注意が必要です。通常メールフィルターはメールシステムの代わりとして動作し、その権限を使用するからです。ローカル検査モードでは、メールフィルターはメールシステムから受信したメッセージのファイルを作成し、そこへのパスをDaemonに提供します。この時点で、フィルターが適切なファイルを作成するディレクトリに対するアクセス権限を慎重に指定する必要があります。Daemonによって権限を使われているユーザをメールのサブシステムグループに含むか、またはDaemonをメールシステムユーザの権限で起動するかどちらかを推奨します。

システムが正しく設定されていればDaemonはルート権限を使う必要がありません。