Dr.Web Agent

Dr.Web Control Agentモジュール(以後Agent)は、メモリ常駐型モジュールです。Dr.Web for UNIX mail serversソリューションのモジュールに対する様々な設定を行ったり、利用可能なライセンスに基づいてアンチウイルスポリシーを決定し、ウイルスの統計を収集するために使用します。Dr.Web for UNIX mail serversの別々のモジュールを開始したり、全体の設定が変更された場合、Agentがそれらのモジュールに、必要な全ての設定情報を送信します。制御シグナルを交換することによって、他のモジュールとのインタラクションが可能です。

Dr.Web for UNIX mail serversソリューションの全てのコンポーネント(Monitorを除く)は、設定を drweb-agentモジュール経由で受け取るので、このモジュールが他の全てのモジュールより先に(ただしdrweb-monitorモジュールの後で)起動している必要があります。

同じ名前を持つ複数のパラメータを設定ファイル内で指定する場合、Agentはそれらをカンマで区切って1つのストリング内にまとめます。1つの大きなルールを複数の小さなルールに分けることが出来るので、このオプションはルールを指定する際に役に立ちます。

:

GlobalRules = select message, append_html "lookup:file:/maild-files/somehtml.html"

このルールは以下のように指定することも出来ます。

GlobalRules = select message

GlobalRules = append_html "lookup:file:/maild-files/somehtml.html"

 

設定ファイルでのルールの記述やパラメータ値にバックスラッシュ"\"を使用することも出来ます。この場合、Agentはバックスラッシュで分けられた全てのラインを1つにまとめます。バックスラッシュの後に空白は使えません。

例:

to:neko@neko cont \

modifier/LocalRules=select mime.headers "X-Spam-Level" "\\*\\*\\*", \

# 3 or more stars

if found,\

select mime.headers Subject ".*",\

replace "[SPAM] " "^",\

endif