G4. プロキシサーバー設定ファイル |
プロキシサーバー のdrwcsd-proxy.xml設定ファイルはXMLフォーマットで、以下の場所にあります。 ◆Windows: プロキシサーバー インストールフォルダ内 ◆UNIX系OS: プロキシサーバー インストールフォルダのetcサブフォルダ、またはカレントユーザーの作業ディレクトリ内 <cache-root /> エレメント <drwcsd-proxy />ルートエレメントは プロキシサーバー のキャッシュディレクトリへのパスを定義する、必須ではない<cache-root />エレメントを含んでいる場合があります。<cache-root />エレメントが指定されていない場合、キャッシングデータはOSユーザーの一時ディレクトリ内に保存されます。 <listen /> エレメント <drwcsd-proxy />ルートエレメントは、受信接続の為の プロキシサーバー の基本設定を定義する必須の<listen />エレメントを1つまたは複数含んでいます。<listen />エレメントは1つの必須属性specを含み、その属性はクライアント接続の着信を「リッスン」する為のインターフェース、及びそのインターフェース上でdiscoveryモードが有効かどうかを定義します。spec属性は以下のプロパティを持っています。 ◆protocol - 着信接続を受信するプロトコルの種類です。プロキシサーバー がリッスンするアドレスは属性として設定されています。 ◆port - プロキシ サーバー がリッスンするポート。 ◆imitation mode - サーバー イミテーションのモードです。 ネットワークスキャナ が プロキシサーバー を Dr.Web Enterprise Server として検出することを許可します。 ◆multicast - プロキシサーバー があるマルチキャストグループ。 spec属性のプロパティ値、及びそれらのパラメータは下の表をご覧ください。 spec エレメントのプロパティ
spec属性は必須protocolプロパティを1つ、及び必須でないプロパティを3つ(port、imitation mode、multicast)含んでいます。spec属性内の必須でないプロパティのリストは、 protocolプロパティの値によって異なる場合があります。 下の表 は、protocolパラメータに応じてspec属性内で設定可能(+)、または設定不可能(-)な必須でないプロパティのリストです。 protocol パラメータに応じた必須でないプロパティ
<forward /> エレメント 着信接続のリダイレクトは<listen />の子エレメントである<forward />エレメントを介して調整されます。<forward />エレメントは、必須のto属性を1つまたは複数含み、その属性は接続のリダイレクト先となる Enterprise Server のアドレスを定義します。Enterprise Server のアドレスは ネットワークアドレスの指定 に従って、特に、次のフォーマットで指定されます: tcp/<DNS_名>:<ポート>。 <forward />エレメントは必須です。各<listen />エレメントは複数の<forward />エレメントを含むことが出来ます。 Enterprise Serversのリストをフォワードするアルゴリズムは以下のとおりです。 1.プロキシサーバー が Enterprise Servers のリストをdrwcsd-proxy.xml設定ファイルからRAMにロードします。 2.Enterprise Agent が プロキシサーバー に接続されます。 3.プロキシサーバー は、RAMにロードされた Enterprise Servers リストの最初にある サーバー に Enterprise Agent をフォワードします。 4.プロキシサーバー がRAMにあるリスト内の順番をローテーションさせ、Enterprise Server をリストの最初から最後へ移します。
5.次の Agent を プロキシサーバー に接続する際には step 2 から手順が繰り返されます。 6.Enterprise Server とアンチウイルスネットワークの接続が切れた場合(オフラインになった、又はサービスを拒否しているなど)、Agent は繰り返し プロキシサーバー に接続され、step 2 からの手順が繰り返されます。 drwcsd-proxy.xml 設定ファイルの例
|