Dr.Web Enterprise Security Suite 管理者のパスワードを復元する

Enterprise Server にアクセスするための管理者パスワードを失ってしまった場合、サーバー DBに直接アクセスすることで確認または変更を行うことが出来ます。

a)内部DB:管理者パスワードを確認・変更するには、サーバー ディストリビューションキットに含まれているdrwidbshユーティリティを使用します。

b)外部DB:対応するSQLクライアントを使用します。

 

管理者アカウントのパラメータはadminsテーブル内にあります。

 

drwidbshユーティリティの使用例

1.drwidbsh ユーティリティを起動し、DBファイルへのパスを指定します。

Linux環境での内部DBの場合:

/opt/drwcs/bin/drwidbsh /var/opt/drwcs/dbinternal.dbs

Windows環境での内部DBの場合:

"C:\Program Files\DrWeb Enterprise Server\bin\drwidbsh" "C:\Program Files\DrWeb Enterprise Server\var\dbinternal.dbs"

2.adminsテーブルの全てのデータを見るには次のコマンドを実行します。

select * from admins;

3.全ての管理アカウントのログインおよびパスワードを見るために次のコマンドを実行します。

select login,password from admins;

4.admin名を持つアカウントが1つのみで、そのパスワードがrootである場合、結果は以下のようになります。

5.パスワードを変更するにはupdateコマンドを使用します。次の例では、adminアカウントのパスワードがコマンドによってqwertyに変更されています。

update admins set password='qwerty' where login='admin';

6.drwidbshユーティリティを終了するために次のコマンドを実行します。

.exit

drwidbshユーティリティについての詳細は付録 H6. 内部データベースの管理ユーティリティ を参照してください。