7.3. Dr.Web Enterprise Agent for Windows® のパラメータを編集

必要な端末の Dr.Web Enterprise Agent の設定を閲覧、編集するには

1.メインメニューで ネットワーク を選択します。

2.階層的リストでワークステーションまたはグループを選択します(端末またはグループの名前をクリックします)。

3.コントロールメニューで Dr.Web Enterprise Agent for Windows をクリックします(左のパネル)。

4.Agent の設定を編集するウィンドウが開きます。

 

サーバー の設定と互換性のない変更(暗号化および圧縮モードの変更など)を行うと、Agentサーバー の接続が切断されます。

 

Agent の設定を Dr.Web Control Center 経由で変更した場合、変更を反映するために 保存 ボタンをクリックしてください。

全般タブ

全般 タブで、他のタブには含まれていない Agent の全般的なパラメータを設定することができます。

サーバのパブリックキー フィールドで、ユーザーのコンピュータ上にある Enterprise Server のパブリック暗号化キーファイルへのパスを指定します。

ライセンスキーファイルを端末にも保存したい場合、Dr.Web のローカルキーファイル フィールドで Dr.Web 製品のローカルキーファイルへのパスを指定します。それ以外の場合、キーファイルは サーバーにのみ保存されます。

統計を送信する頻度(分) フィールドで、Agent が端末で収集した統計を送信する時間の間隔を分単位で入力します。

言語 ドロップダウンリスト内から Agent インターフェースの言語を指定します。

Microsoft ネットワークアクセス保護 フラグをセットすると、Microsoft® Network Access Protection (NAT) (NAP Validator照)が有効になります。

時間を同期させる フラグをセットすると Agent のコンピュータ上のシステム時間を Enterprise Server のコンピュータ時間と同期します。

HOSTS システムファイルの保護 フラグをセットすると、HOSTSファイルの変更が禁止されます。OSはインターネット接続時にこのファイルを使用します(webサイト名を対応するIPアドレスに変換するため)。このファイルの変更はウイルス感染を示唆する場合があります。

重要なシステムオブジェクトの保護 フラグをセットすると、レジスタなどの重要なOSオブジェクトを保護します。

ネットワークタブ

ネットワーク タブ上には サーバー とのインタラクションを決定するパラメータがあります。

サーバ フィールドで Enterprise Server のアドレスを設定することができます。このフィールドは空のままで構いません。その場合 Agent はユーザーのローカルマシン上で設定されたパラメータ値を Enterprise Server のアドレスとして使用します(そこからインストールが開始されるサーバーのアドレス)。

サーバー アドレスは1つまたは複数設定することが出来ます。サーバー を追加するには をクリックし、追加されたフィールドにアドレスを入力してください。サーバー アドレスのフォーマットについては付録E. ネットワークアドレスの指定 を参照してください。

サーバー アドレス例:

tcp/10.4.0.18:2193

tcp/10.4.0.19

10.4.0.20

 

Agent 設定内で複数の サーバー アドレスを設定する場合、それらのアドレスは、Agent アイコンのコンテクストメニュー 設定接続 内の サーバ フィールドで空白で区切って指定してください。

 

 

サーバ パラメータが正しく設定されなかった場合、Agent サーバー の接続が切れ、再接続できなくなります。この場合、端末上で直接 サーバー アドレスを設定する必要があります。

 

再試行回数 フィールドで、マルチキャスト モードを使用した接続を介して Enterprise Server の検索を試行する回数を決定するパラメータを設定します。

検索タイムアウト(秒) フィールドで、マルチキャスト モードを使用した接続を介して Enterprise Server の検索を試行する時間の間隔を秒単位で設定します。

圧縮モード暗号化モード フィールドで、それぞれネットワークトラフィックの圧縮と暗号化の設定を決定します(トラフィックの暗号化と圧縮 参照)。

ネットワークスキャナのリッスン フィールドで、ネットワーク内で動作中の Enterprise Agent を検索する際に Dr.Web Control Center が使用するUDPポートを指定します。ポートのリッスンを無効にするには なし と入力します。

このパラメータは 付録E.ネットワークアドレスの指定 に記載されているネットワークアドレスフォーマットで指定してください。

デフォルトでは、”全てのインターフェース、ポート2193"を意味する udp/:2193 が使用されます。

モビリティタブ

モビリティ タブでは、Agent モバイルモードの設定ができます。

更新間隔(秒) フィールドで、アンチウイルスソフトウェア更新の時間間隔を秒単位で指定します。

インターネット接続の確認 フラグをセットすると、更新を開始する前にインターネットに接続されているかどうかをチェックできるようになります。

インターネットから更新を受信する際にHTTPプロキシサーバを使用するには プロキシサーバの使用 フラグをセットしてください。プロキシサーバを設定するフィールドが使えるようになります。

ログコントロールタブ

ログコントロール タブで、Agent のロギングのパラメータを設定できます。

ログファイル名 フィールドでユーザーのマシン上にあるログファイルへのパスを指定します。

ログレベル パラメータはログの詳細レベルを決定します( Dr.Web Enterprise Server ロギング 参照)。

最大を維持最大ファイル数古いファイルの圧縮 はログファイルのサイズや数、古いファイルの圧縮などロギングのパラメータを決定します。

アップデータログファイル パラメータはアップデーターログファイル数の上限を決定します。

インターフェースタブ

インターフェース タブで Agent インターフェースのパラメータを設定できます。

ウェルカムメッセージの遅延時間(分) フィールドで、ウェルカムメッセージを遅れさせる時間を分単位で設定します。ウェルカムメッセージの表示を無効にするには -1 を設定してください。

インターフェース タブでユーザーに通知するイベントの種類を選択できます。それぞれのフラグをセットしてください。

重要な通知 - 重大な通知のみを受け取ります。以下の事柄に関する定期的なメッセージが含まれます。

アンチウイルスソフトウェアやコンポーネントの更新エラー

更新後、コンピュータの再起動が必要かどうか

ユーザーが管理者権限を持っている場合、通知が表示されます。

ウイルス通知 - ウイルスに関する通知のみ受け取ります。この通知にはアンチウイルスソフトウェアコンポーネントによるウイルスの検出に関するメッセージが含まれます。

主要な通知 - 重要な通知のみ受け取ります。この通知には以下のことに関するメッセージが含まれます。

アンチウイルスソフトウェアやコンポーネントの起動エラー

アンチウイルスソフトウェアやコンポーネントの更新エラーが、エラーの直後に表示されます。

更新後にコンピュータの再起動が必要かどうかが、更新の直後に表示されます。

コンポーネントのインストールを完了するために再起動してくださいというメッセージが必要かどうか

軽微な通知 - 重要でない通知のみ受け取ります。この通知には以下の事柄に関するメッセージが含まれます。

リモートスキャンの開始

リモートスキャンの停止

アンチウイルスソフトウェアやコンポーネントの更新の開始

アンチウイルスソフトウェアやコンポーネントの更新の完了

全てのグループのメッセージの送信を希望する場合は4つのフラグを全てセットしてください。それ以外の場合は、指定したグループのメッセージのみが表示されます。

 

ユーザーは、管理者のみが設定可能な 重要な通知 を除く全ての通知を設定できます。