F2. 製品設定ファイル

.description

.descriptionファイルは製品名を設定します。ファイルが存在しない場合、製品の各フォルダの名前が製品名として使用されます。

例:

Dr.Web Server

.sync-off

このファイルは製品更新を無効にします。コンテンツは関係ありません。

GUSからのサーバーリポジトリ更新時における除外を設定するファイル

.sync-only

.sync-onlyファイルには、GUSからのリポジトリ更新中に同期されるリポジトリファイルのリストを定義する正規表現が含まれています。.sync-only内で指定されなかったリポジトリファイルは同期されません。.sync-onlyファイルが存在しない場合、.sync-ignoreファイル内の設定によって除外されているものを除く、全てのリポジトリファイルが同期されます。

.sync-ignore

.sync-ignoreファイルには、GUSからのリポジトリ更新中に同期しないリポジトリファイルのリストを定義する正規表現が含まれています。

除外されるファイルの例:

^windows-nt-x64/

^windows-nt/

^windows/

設定ファイルを適用する順番

製品が.sync-onlyファイルと.sync-ignoreファイルを持っている場合、以下のルールが使用されます。

1.まず初めに.sync-onlyが適用されます。.sync-onlyファイル内にないファイルは処理されません。

2.残りのファイルに対して.sync-ignoreが適用されます。

サーバーからのAgent更新時における除外を設定するファイル

.state-only

.state-onlyファイルには、サーバーからのAgent更新中に同期されるリポジトリファイルのリストを定義する正規表現が含まれています。.state-only内で指定されなかったリポジトリファイルは同期されません。.state-onlyファイルが存在しない場合、.state-ignoreファイル内の設定によって除外されているものを除く、全てのリポジトリファイルが同期されます。

.state-ignore

.state-ignoreファイルには、サーバーからのAgent更新中に同期しないリポジトリファイルのリストを定義する正規表現が含まれています。

例:

ドイツ語、中国語、スペイン語のインターフェース言語は受け取りません(その他の言語は受け取ります)。

64ビット版Windows用のコンポーネントは受け取りません。

;^common/ru-.*\.dwl$ this will be updated

^common/de-.*\.dwl$

^common/cn-.*\.dwl$

^common/es-.*\.dwl$

^win/de-.*

^win/cn-.*

^windows-nt-x64\.*

.state-onlyファイルと.state-ignoreファイルが適用される順番は.sync-onlyファイルと.sync-ignoreファイルの場合と同じです。

通知の送信設定

notifyグループのファイルによって、個別の製品の更新完了についての通知システムを設定できます。

これらの設定は 製品が更新されました 通知でのみ使用できます。その他の通知については、除外は適用されません。

通知システムに関する基本的な情報については、管理者マニュアルページの通知設定を参照してください。

.notify-only

.notify-onlyファイルには、変更されると通知が送信されるリポジトリファイルのリストが含まれています。

.notify-ignore

.notify-ignoreファイルには、変更されても通知を送信しないリポジトリファイルのリストが含まれています。

設定ファイルを適用する順番

製品が.notify-onlyファイルと.notify-ignoreファイルを持っている場合、以下のルールが使用されます。

1.製品更新時に、GUS から更新されるファイルが除外リスト内にあるファイルと比較されます。

2..notify-ignoreリストに含まれているファイルが最初に除外されます。

3.残りのファイルについては、.notify-onlyリストに含まれていないファイルが除外されます。

4.これまでのステップで除外されなかったファイルが残っていた場合、通知が送信されます。

.notify-onlyファイルと.notify-ignoreファイルが存在しない場合、常に通知が送信されます(Control Centerの通知設定ページで有効になっていた場合)。

例:

.notify-ignoreファイル内で^.vdb.lzma$の除外が設定されていて、ウイルスデータベースのみが更新された場合、通知は送信されません。データベースと一緒にdrweb32.dllエンジンも更新された場合は通知が送信されます。

凍結設定

.delay-config

.delay-configファイルには、製品を新しいリビジョンに切り替えることを無効にする設定が含まれています。リポジトリは古いバージョンを配信し続け、同期は行われなくなります(製品の状態が 「凍結」されます)。このリビジョンを配信してもいいと管理者が判断した場合、Control Center 内で配信を有効にします(管理者マニュアルDr.Web Serverリポジトリの管理参照)。

ファイルには、セミコロンで区切られた大文字小文字を区別しない2つのパラメータが含まれています。

ファイルフォーマット:

Delay [ON|OFF]; UseFilter [YES|NO]

パラメータ

可能な値

説明

Delay

ON|OFF

ON - 製品更新の凍結が有効です。

OFF - 製品更新の凍結が無効です。

UseFilter

YES|NO

Yes - .delay-onlyファイル内の除外リストに含まれるファイルに対する更新のみを凍結します。

No - 全ての更新を凍結します。

例:

Delay ON; UseFilter NO

.delay-only

.delay-onlyファイルには、それを変更することで製品の新しいリビジョンへの切り替えを無効にする、ファイルのリストが含まれています。ファイルのリストは正規表現のフォーマットで書かれています。

リポジトリ更新のファイルが指定されたマスクに合致し、.sync-onlyファイル内の UseFilter 設定が有効になっていた場合、リビジョンは凍結されます。

.rev-to-keep

.rev-to-keepファイルには、保存される製品リビジョンの数が含まれています。

例:

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