D1. 通知システムパラメータの記述

アンチウイルスネットワークコンポーネントの動作に関連したイベントについての通知には以下の種類があります。

Eメール通知

Webコンソール経由での通知

SNMP経由での通知

Agentプロトコル経由での通知

プッシュ通知

通知の送信方法によって、key -> value形式でのパラメータが必要です。送信方法ごとに以下のパラメータを設定します。

全般的パラメータ

パラメータ

説明

デフォルト値

必須

TO

通知の受信者。"|"を区切り文字として使用することにより、複数の受信者を指定できます。

 

yes

ENABLED

通知の送信の有効または無効

trueまたはfalse

yes

_TIME_TO_LIVE

通知送信に失敗した場合の再試行回数

10回

no

_TRY_PERIOD

通知の再送信を試行する間隔(秒)

300秒(300秒に1回以上の頻度で送ることはできません)

no

送信方法ごとのパラメータは以下のとおりです。

Eメール通知

パラメータ

説明

デフォルト値

FROM

Eメール送信者のアドレス

drwcsd@${host name}

TO

Eメール受信者のアドレス

-

HOST

SMTP Serverのアドレス

127.0.0.1

PORT

SMTP Serverのポート番号

SSLパラメータがnoの場合は25

SSLパラメータがyesの場合は465

USER

SMTP Serverユーザー

"" ※未設定

ユーザーが指定された場合、少なくとも1つの認証方法が有効になっている必要があります。そうでない場合、メールは送信されません。

PASS

SMTP Serverユーザーのパスワード

"" ※未設定

STARTTLS

データ転送を暗号化します。その際、STARTTLSコマンドを使用して安全な接続への切り替えが実行されます。接続にはデフォルトで25番ポートが使用されます。

yes

SSL

データ転送を暗号化します。その際、安全なTLS接続が新たに確立されます。接続にはデフォルトで465番ポートが使用されます。

no

AUTH-CRAM-MD5

CRAM-MD5認証を使用

no

AUTH-PLAIN

PLAIN認証を使用

no

AUTH-LOGIN

LOGIN認証を使用

no

AUTH-NTLM

NTLM認証を使用

no

SSL-VERIFYCERT

SSL証明書を検証

no

DEBUG

デバッグモードを有効化(認証失敗時に問題を解決するためなどに使用)

-

Webコンソール経由での通知

パラメータ

説明

デフォルト値

TO

通知の送信先となる管理者のUUID

-

SHOW_PERIOD

受信時から数えて、メッセージを保存しておく期間(秒)

86400秒(1日)

SNMPN経由での通知

パラメータ

説明

デフォルト値

TO

SNMP受信者(IPアドレスなど)

-

DOMAIN

ドメイン

Windows OSではlocalhost

UNIX系OSでは""

COMMUNITY

SNMPコミュニティまたはコンテキスト

public

RETRIES

APIによる通知の再送信試行回数

5回

TIMEOUT

APIが通知の再試行を実行するまでの間隔(秒)

5秒

Agentプロトコル経由での通知

パラメータ

説明

デフォルト値

TO

受信する端末のUUID

-

SHOW_PERIOD

受信時から数えて、メッセージを保存しておく期間(秒)

86400秒(1日)

プッシュ通知

パラメータ

説明

デフォルト値

TO

ベンダー(Appleなど)のサーバーへの登録後にアプリケーションが取得するデバイストークン

-

SERVER_URL

ベンダーサーバーへの通知の送信に使用する、サーバーのURLリレー

-