H3.9.UNIX系OS専用の変数

UNIX系OSのServer管理を簡易化するために、管理者は次のフォルダのスクリプトファイル内にある変数を使用できます。

Linux OSの場合:/etc/init.d/drwcsd

FreeBSD OSの場合:/usr/local/etc/rc.d/drwcsd/usr/local/etc/drweb.com/software/init.d/drwcsdへのシンボリックリンク)。

表H-1はdrwcsdの変数とそれに対応するコマンドスイッチです。

表Н-1

スイッチ

変数

デフォルトのパラメータ

-home

DRWCS_HOME

FreeBSDの場合:/usr/local/drwcs

Linux OSの場合の場合:/opt/drwcs

-var-root

DRWCS_VAR

FreeBSDの場合:/var/drwcs

Linux OSの場合の場合:/var/opt/drwcs

-etc

DRWCS_ETC

$DRWCS_VAR/etc

-rotate

DRWCS_ROT

10,10m

-verbosity

DRWCS_LEV

info

-log

DRWCS_LOG

$DRWCS_VAR/log/drwcsd.log

-conf

DRWCS_CFG

$DRWCS_ETC/drwcsd.conf

-pid

DRWCS_PID

 

-user

DRWCS_USER

 

-group

DRWCS_GROUP

 

-hooks

DRWCS_HOOKS

 

-trace

DRWCS_TRACE

 

DRWCS_HOOKSおよびDRWCS_TRACEの変数にはパラメータはありません。変数が定義されている場合は、スクリプト実行時に相当するスイッチが追加されます。変数が定義されていない場合、スイッチは追加されません。

表H-2はその他の変数です。

表Н-2

変数

デフォルトのパラメータ

説明

DRWCS_ADDOPT

 

起動時にdrwcsdに対して送られる追加のコマンドライン命令

DRWCS_CORE

無制限

コアファイルの最大サイズ

DRWCS_FILES

131170

Serverが開くことのできるファイル記述子の最大数

DRWCS_BIN

$DRWCS_HOME/bin

drwcsdを起動するディレクトリ

DRWCS_LIB

$DRWCS_HOME/lib

Serverライブラリのあるディレクトリ

drwcsdスクリプト内でこれらの変数が設定されていない場合は、パラメータのデフォルト値が使われます。

DRWCS_HOMEDRWCS_VARDRWCS_ETCDRWCS_USERDRWCS_GROUPDRWCS_HOOKS変数はすでにdrwcsdスクリプトファイル内で定義されています。

/var/opt/drwcs/etc/common.conf ファイルが存在する場合、このファイルはdrwcsdに含まれ、いくつかの変数を再定義できます。ただし、それらがエクスポートされていない場合(exportコマンドを使用して)は、何の影響も与えません。

変数を設定するには

1.drwcsdスクリプトファイルに変数の定義を追加します。

2.exportコマンドを使用して、この変数をエクスポートします(同じ場所)。

3.このスクリプトからもう1つのプロセスを実行する際、そのプロセスは設定された値を読み込みます。