H6.UNIX系OS向けDr.Web Serverインストーラ

スタート命令フォーマット

<package_name>.run [<switches>] [--] [<arguments>]

ここで:

[--] - オプションの区切り記号で、スイッチリストの終わりを決定し、スイッチリストと追加の引数リストを区切ります。

[<arguments>] - 追加の引数または埋め込まれたスクリプト

パッケージに関するヘルプまたは情報を取得するスイッチ

--help - スイッチに関するヘルプを表示します。

--info - パッケージに関する詳細な情報を表示します(名前、保存先フォルダ、解凍後のサイズ、圧縮アルゴリズム、圧縮日付、パッキングに使用されたmakeselfのバージョン、パッキングのコマンドユーザー、解凍後に実行されるスクリプト、アーカイブのコンテンツが一時フォルダにコピーされるかどうか(コピーされない場合は何も表示されません)、保存先フォルダがスクリプト実行後も保存されるかまたは削除されるか)。

--list - インストールパッケージ内のファイルのリストを表示します。

--check - インストールパッケージの整合性をチェックします。

パッケージを実行するスイッチ

--confirm - 埋め込まれたスクリプトを実行する前に尋ねます。

--noexec - 埋め込まれたスクリプトを実行しません。

--target <folder> - インストールパッケージを指定されたフォルダに抽出します。

--tar <argument_1> [<argument_2> ...] - tarコマンド経由でインストールパッケージのコンテンツにアクセスします。

追加の引数

--help - 追加の引数に関するヘルプを表示します。

--quiet - インストーラをバックグラウンドモードで起動します。インストーラの以下の全ての質問に対して肯定的な回答が使用されます。

使用許諾契約に同意する

バックアップをデフォルトフォルダ内に設定する

システム内にインストールされたエクストラ・ディストリビューションキットが削除される場合にインストールを続行する

--clean - 前回のインストールで使用した設定をバックアップから復元せずに、パッケージをサーバーのデフォルト設定でインストールします。

--preseed <path> - インストール中にインストーラによって表示される質問に対するあらかじめ設定された回答が含まれた設定ファイルへのパスです。

設定ファイル内のあらかじめ設定された回答を指定する変数:

DEFAULT_BACKUP_DIR=<path> - 前回のバージョンでの設定を復元する際に使用するバックアップへのパスです(バックアップからの復元を適用せずにインストールを行うよう設定した場合は使用されません)。

QUIET_INSTALL=[0|1] - インストーラのバックグラウンドモードの使用を定義します。

0 - インストーラをバックグラウンドモードで起動します。

1 - インストーラを通常のモードで起動します。

CLEAN_INSTALL=[0|1] - インストール中のバックアップの使用を定義します。

0 - バックアップを適用せずにインストールを行います。

1 - DEFAULT_BACKUP_DIR変数のフォルダにあるバックアップからリストアを適用してインストールを行います。DEFAULT_BACKUP_DIR変数が指定されていない場合、/var/tmp/drwcsからのバックアップとなります。

ADMIN_PASSWORD=<password> - デフォルト管理者アカウント(admin)のパスワードです。

ファイル内でADMIN_PASSWORD変数が指定されている場合は、その値が管理者パスワードとして使用され、インストールの最後に次のメッセージが表示されます。
デフォルト管理者(admin)の設定ファイルで指定されたパスワード: <password>

ファイル内でADMIN_PASSWORD変数が指定されていない場合は、パスワードが自動的に生成され、インストールの最後に次のメッセージが表示されます。
自動的に生成されたデフォルト管理者(admin)のパスワード: <password>

--preseed引数を使用し、設定ファイル内でQUIET_INSTALL=0変数を使用してインストーラのバックグラウンドモードを定義しない場合、設定ファイルの別の変数の値がインストール中にユーザーによって再定義されます。