SpIDer Gate の設定

Note

コンポーネント設定の変更を行うことができるのは、Dr.Web が接続されている集中管理サーバー上で管理者によって該当するオプションが許可されている場合のみです。

 

設定 ウィンドウ内でDr.Webの設定をパスワードで保護する が有効になっている場合、SpIDer Gate の設定にアクセスする際にパスワードを入力する必要があります。

デフォルトの設定は多くの場合に最適なものとなっています。必要のない限り変更しないようにしてください。

settings_gate_es

図 28. SpIDer Gateの設定

IM クライアントのトラフィックをスキャン

スキャンのオプション グループ内で、インスタントメッセンジャークライアント(Mail.ru Agent、ICQ、Jabber)によって送られたURLやデータのスキャンを有効にすることができます。受信するトラフィックのみスキャンされます。デフォルトでは、このオプションは有効になっています。

メッセージ内のリンクは SpIDer Gate の設定に応じてスキャンされます。感染源として知られているサイトへのリンクは自動的にブロックされます。望ましくないサイトや、著作権に違法したコンテンツを含むURLは、ブロックパラメータ ページ上でそれぞれ該当するオプションが有効になっている場合のみブロックされます。その場合、ホワイトリスト および 除外するアプリケーション の設定も適用されます。

インスタントメッセンジャークライアントによって送受信されるファイルもまたスキャンされます。該当する設定が プログラムをブロック ページで有効になっている場合は、脅威が検出されるとファイルの送受信がブロックされます。IM クライアントのトラフィックをスキャン オプションが有効な場合、ウイルスは自動的にブロックされます。

ブロックパラメータ

ブロックパラメータ グループ内では、著作権所有者からの申し立てによる自動でのURLのブロック(該当するオプションを有効にしてください)、非推奨サイトのブロック(非推奨サイトをブロックする オプションを有効にしてください)を有効にすることができます。除外 ページで、設定されている制限に関係なくアクセスを許可したい サイトを指定する ことができます。

Note

デフォルトでは、SpIDer Gate は感染源として知られているサイトへのアクセスをブロックします。その際、除外リスト の設定も適用されます。

プログラムをブロック

デフォルトでは、SpIDer Gate は以下の悪意のあるプログラムを検出・ブロックします。

疑わしい

リスクウェア

ダイアラー

ハッキングツール

アドウェア

ジョークプログラム

デフォルトでは、SpIDer Gate は疑わしいプログラム、アドウェア、ダイアラーをブロックします。

オブジェクトをブロック

SpIDer Gate では未検査のオブジェクトや破損したオブジェクトをブロックすることもできます。このオプションはデフォルトで無効になっています。

アドバンス設定

アーカイブおよびインストールパッケージのスキャンを設定することができます。デフォルトでは全てのマルウェアがブロックされ、アーカイブおよびインストールパッケージのスキャンは無効になっています。

トラフィックスキャンのプライオリティーに応じてリソースの割り当てを決定する スキャンのプライオリティー を調整することができます。スキャンのプライオリティーが低い場合、SpIDer Gate がHTTPトラフィックをモニターする際のダウンロードにかかる時間が長くなり大量のデータをスキャンすることになるため、インターネット接続の速度は遅くなります。プライオリティーを上げると SpIDer Gate はスキャンを頻繁に行うようになり、インターネット接続の速度が速くなります。ただし、スキャンの頻度が上がるとプロセッサの負荷が増加します。

検査するHTTPトラフィックのタイプを選択することができます。デフォルトでは、受信するトラフィックのみがスキャンされます。その際、指定されたアクション、ホワイトリスト除外するアプリケーション が適用されます。