集中管理モード

Dr.Webと連携するコンポーネントがインストールされているコンピューターやその他のデバイスは、アンチウイルスネットワーク を構成します。アンチウイルスネットワークはクライアント／サーバー構造を持っています。サーバーは、Dr.Web Agentを使用してクライアントを管理します。集中管理モードは、Dr.Web Agent管理下でのアプリケーションの動作モードです。

このマニュアルの対象となるバージョンの Dr.Web Security Space for Android は、Dr.Web AV-Desk 13およびDr.Web Enterprise Security Suite 11、12、13と互換性があります。

集中管理モードは、次のバージョンのDr.Webで使用することができます。

•Doctor Webのサイト https://download.drweb.com/android/ からダウンロードしたDr.Web

•Dr.Web Anti-Virusサービスプロバイダの個人アカウントからダウンロードしたDr.Web

•会社のアンチウイルスネットワーク管理者から提供されたDr.Web

次の場合、集中管理モードは使用できません。

•Google Play からインストールしたDr.Web

•Huawei AppGalleryからインストールしたDr.Web

•Android TV上のDr.Web

集中管理サーバーから管理可能なコンポーネント

Dr.Web の機能や設定が、企業のセキュリティポリシーや購入したサービスのリストに準じて変更されたりブロックされたりすることがあります。

次のコンポーネントは集中管理サーバーから管理することができます。

•Dr.Web Scanner - リクエストまたはスケジュールに応じてデバイスをスキャンすることができます。また、集中管理サーバーからリモートで端末のスキャンを実行することも可能です。

•SpIDer Guard

•通話/SMSフィルター

•Dr.Web Anti-theft

•URLフィルター

•アプリケーションフィルター

集中管理モードでライセンスを管理する

集中管理モードでは、ライセンスキーファイル はサーバーから自動的にダウンロードされます。個別にインストールしたライセンスは使用されません。ライセンスの有効期間が満了している場合やブロックされている場合は、該当する通知を受信した後、アンチウイルスネットワーク管理者に連絡して新規ライセンスを入手するか、Dr.Web Anti-Virusサービスのサブスクリプションを延長してください。

集中管理モードでのウイルスデータベースの更新

集中管理モードでは、ウイルスデータベースを手動で更新することはできません。更新は集中管理サーバーから自動的にダウンロードされます。更新設定は、企業のセキュリティポリシーや購入したサービスのリストに準じて変更されたりブロックされたりすることがあります。サーバー上でモバイルモードが有効になっている場合、集中管理サーバーとの接続が失われている間はウイルスデータベースを手動で更新できます。

集中管理モードでのアプリケーションの更新

集中管理サーバーの一部のバージョンは Dr.Web Security Space for Android の更新をサポートしています。アプリケーション設定で 新しいバージョン チェックボックスを選択すると、アプリケーションの新しいバージョンが利用可能になるたびに通知が届き、インストールを求めるメッセージが表示されます。詳細については、企業のアンチウイルスネットワーク管理者までお問い合わせください。

Doctor Webの公式サイトからダウンロードしたアプリケーションのバージョンは、集中管理サーバーから更新することはできません。これらのアプリケーションバージョンでは、ウイルスデータベースのみ集中管理モードで更新できます。