システム領域の変更

システム領域は、システムアプリケーションによって使用される記憶領域です。機密性の高いユーザーデータとデバイス操作に不可欠なデータが含まれています。お使いのデバイスがルート化されていない場合、システム領域は使用できません。

悪意のあるアプリケーションがルートアクセスを取得して、システム領域に変更を加える(ファイルやフォルダの削除、追加、変更など)可能性があります。

SpIDer Guardは、システム領域の変更を監視できます。SpIDer Guardの設定 でシステム領域の監視を有効にできます。コンポーネントがシステム領域の疑わしい変更を検出すると、それについて通知します。

変更

名前

タイプ

ファイルのあるフォルダの削除

read-only.area.dir.deleted.threat

システムファイルの削除

ファイルの削除

read-only.area.deleted.threat

システムファイルの削除

ファイルのあるフォルダの追加

read-only.area.dir.added.threat

システム領域内に新しいファイル

ファイルの追加

read-only.area.added.threat

システム領域内に新しいファイル

ファイルの変更

read-only.area.changed.threat

システムファイルの変更

SpIDer Guardが上記の変更のいずれかを検出した場合でも、ファイルまたはフォルダ自体が必ずしも悪意のあるものであるとは限りません。ただし、悪意のあるアプリケーションによって変更が行われた可能性があります。

検出された変更に対しては、以下のオプションを使用することができます。

無視する

ラボに送信する (次の実行可能ファイルが追加または変更された場合にのみ使用できます:.jar.odex.so、APK、ELFファイルなど)

詳細をインターネットで確認

SpIDer Guardは、上記の変更についてのみ通知します。システム領域を変更した可能性がある悪意のあるアプリケーションを検出するには、フルスキャン を実行してください。